
監 督 : ベティナ・オベルリ
キャスト: シュテファニー・グラーザー、ハイディ・マリア・グレスナー、
アンネマリー・デュリンガー、モニカ・グブザー
いつもの三越映画劇場での上映です。
映画館の招待状を頂いて、珍しく夫が観ての感想は、『楽しかったよ。いい映画だった^^』
短い作品で、2時間かかりません~
お腹を抱えての大笑いも、洟をすすりあげる涙も、胸が痛くなる切なさも・・・ない物語です。
↑の予告編をご覧くださるときっとわかって頂けます。
夫を亡くした80歳のマルタは、9か月を経てもまだ気力なく沈んだ気持ちのまま~
心配する友達に支えられて、若かったころの夢に実現に希望をを見出して・・・ただ、古い伝統に縛られている保守的な村でのマルタの夢は、恥知らずと否定されて・・・
ロマンティックな刺繍とレースのついた素敵な下着=ランジェリーを作って売ることが、なぜ破廉恥なのかはどうしてもわからなかったのですが、細かい事はパスして・・・
歳をとることが怖くない、と言うか・・・それも良いものだなぁ~~と安心できる穏やかな気持ちでいられました。

主演のシュテファニー・グラーザー。
スイスでは知名度抜群、”グレ-ト・レディ”と呼ばれてお茶の間の人気者だそうです。
お歳は88歳・・・
森光子さんとほぼ、同じですね。
この人の皺が、なんとも美しく安らぐのです。
皺が有っても、美しい人がここにいる~~と、和めます。
穏やかで落ち着いて・・・こんな年の重ね方出来たらいいなと、憧れます。
公用語が多く、映画がヒットしにくい国:スイスで観客動員数No1の大ヒットになった映画です。
派手さはないけれど、美しく可憐なスイスの風景や小物も嬉しい・・・そして真剣な老人問題を考えさせられる社会性も加わった、素敵な映画・・・ヒットの有りなむです。