こすずめ日記2
食事の記録を書くことからはじめました。 パソコンで書く・描く・教わる日々の覚書・・・
ミカドの肖像

猪瀬 直樹 : 著
小学館文庫 : 発行

厚くて重い、文庫本は、本文だけで838ページ。
参考文献が、24ページもありました。
10日ぐらいかかって、少しづつようやく読破。

プロローグに続いて、
第1部・・・プリンスホテルの謎
第2部・・・歌劇ミカドをめぐる旅
第3部・・・心象風景の中の天皇そして、エピローグで構成されています。


著者は、小泉内閣時代に政府の道路や税制委員ののち、
東京都副知事も務め た ている訂正:現職人。大学教授でもあり、なにが本業なのでしょう。

とにかく、幅広く深い(多分)知識の持ち主らしい・・・
又は、大量の情報収集と実証を重ねられた方。
最初は凄い!と、感心しながら読んでいたのですが、だんだんうっとうしさを感じ始めてしまいました。

知っていることを、とにかくすべて書きたいの?
もっと、シンプルに書いてくれたらいいのに・・・と。
最も読み進めなかったのは、第2部・・・歌劇ミカドの部分。くどくて長すぎる~~

出版社 / 著者からの内容紹介・・・・面白そうでしょ
 
   丸の内の東京海上ビルの高さが99.7mに抑えられた理由は?
   お召し列車運行の三原則とは?
   ヨーロッパでポピュラーな「ミカド」ゲームとは?
   アメリカ・ミシガン州に「ミカド」という町がある?
   欧米では誰もが知っているオペラ「ミカド」とは?
   なぜ「御真影」が外国人によって描かれたのか?

  いくつもの「?」を解くことで、「近代日本」と「天皇」が鮮やかに見えてくる。
  妥協を許さない綿密な取材と、世界的視座に立った壮大な考察から導き出される真理の的確さは
  これまでの日本論の常識を覆した。昭和62年に。第18回大宅壮一賞を受賞。



2005年に、有価証券報告書虚偽記載などで逮捕された前コクド会長堤義明容疑者の父康次郎氏が、あのプリンスホテルグループを創り、西武王国を作り上げた経緯は、なるほどの新知識で雑談向き。

終戦後の土地高騰を予想した堤康次郎氏は、戦争中にも空襲警報をしり目に土地を買い続け、
戦後になって、旧皇族の皇籍離脱に伴い、現金が必要な宮家の屋敷を買い取った結果プリンスホテルは誕生する。
軽井沢に、皇太子専用のプリンスホテルがあったり・・・など、良いこと聞いちゃった^^です。
プリンスホテルという名も、そこからだそうです。

ひっそりと隠れるように存在しているその千ヶ滝プリンスホテルは、看板もないまま。周囲を廻る細い林道は、未舗装でぬかるみ車が入れない。普段は人気のない無人の館と、本に書いてあります。
千ヶ滝地区には昨年知人を訪ねましたが、確かに深い木立の中、それも納得の地域です。

↑の「?」マークについて、長くなるので答は書きませんが、一つだけ・・・
 ”お召列車の三原則”は、
   ・普通列車と並んで走ってはいけない
   ・追い抜かれてはいけない
   ・立体交差の際、上を他の列車が走ってはいけない

御真影に関しては、確かにイタリア人のエドアルド・キヨソーネの描いた肖像画を元に写真を作ったとの事。
これは確かでしょうが、明治天皇については暗殺替え玉(大室寅之祐)説もありますし・・・どうなのかしら?

キヨソーネは日本美術を収集し、ジェノバの高台に素晴らしい美術館があるとか。
海外旅行には気乗りのしない私ですが、そこには出来たら行ってみたいな~

                                                

 
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