友人に誘われて、面白い映画で笑ってきました。
@ 三越映画劇場です。
売れない役者(桜井武史) : 堺雅人
金持ち男(コンドウ) : 香川照之
婚活中の雑誌編集(水島香苗) : 広末涼子
―ー― が、主な出演者。
貧乏のあまり自殺を図ったが、未遂に終わった桜井は、
銭湯へ出かけて、大金を持ち歩く男=コンドウを見かける。
男は、石鹸で滑って、意識を失ってしまった・・・
とっさに、ロッカーの鍵を自分の物と入れ替え、コンドウとすり替わった桜井。
実は、コンドウの正体は伝説の凄腕の殺し屋で、桜井に殺しの依頼が来る。
一方記憶喪失になったコンドウは、自分が売れない貧乏役者らしいと縁起の勉強を始め・・・
そして『健康で、努力家であれば』を唯一の条件とする香苗。
アルバイトにも結婚相手にも、同じなんですが、父子がいな魅力を出していました。
コンドウ役の香川照之さん、歌舞伎よりこの方が活き活きしていて、素敵でした。(内緒の話・・・)
後味の良い、単純で面白いこんな映画も良いものです。
予告編、面白いですよぉ~
お尋ねします。
このところ、
id.fc2.com error が頻繁に出ます。
自分のブロが内は勿論ですが、他の方の所にもなかなかたどり着けません。
fc2だけの事でしょうか?
みなさまは、如何ですか?
春の嵐の予報・・・思ったより静かでした。
名古屋は<春一番>との事・・・あらぁ~~先日も宣言があった気がしますが、気のせいでしょうか?
それにしても、今日の花粉症は最悪でして、
外出予定、とうとう断念!残念!
味覚も変になっていまして、料理を作るのも食べるのも気が乗りません。
車をなくした暮らし(実際は代車がありますが、使わないことにしています)・・・不便です。

少し前に読了、
集中力もないまま、感想がまとめられないでいた本です。

宮部みゆき : 著
PHP研究所 : 発行
宮部みゆきの時代小説、大好きです。
春に合わせた意匠で、手に取るだけでほっこりします。
カバーを開くと、表紙は一面にピンク地に白の小桜もよう。
扉:標題面には、さくらとスズメ。片側は、無地で葡萄色(かな?)。
本文・・・天に近い所は、桜の花びらが舞い降りる風情の柄付き。
ところどころに、挿絵ページもありました。
✿主人公は、上総国搗根藩で小納戸役を務める古橋家の次男坊・笙之介。
御家騒動に巻き込まれ、冤罪で、切腹した父の汚名を雪ごうと江戸へ出てきた。
✿江戸深川の長屋で、その原因となった偽文書作りをした人物を探す笙之介。
その周囲で、次々と不思議なな事件が起こって・・・
✿謎解きに彩りを添えるのが謎の美少女「桜の精」、和香。
おとなびて冷静な、和香とおっとりした笙之介の何気ない場面や会話が、微笑ましい。
ところで、題の『桜ほうさら』の意味ですが、

「しょんないねーこの子は。ささらほうさらで片付けようんないやぁ。」は、
「しょうがないねー、この子は。ちらけっぱなしで片付けようがないよ。」で、
「ささらほうさらだねえ」とは、「酷いめにあいましたねえ」ということで、
<散々の目にあうこと・物事の結果が散々な状態>で、めちゃくちゃ・悪いことが重なる状態甲州や信州などで使われる方言のようです。
「桜ほうさら」とは、この「ささらほうさら」に物語を彩る桜を絡めたのでしょうが、素敵な題です。
宮部さんの時代物は、言葉の使い方が素敵で、憧れます。
リズミカルに、要領よく柔らかで美しい言葉が流れるように書かれています。
改めて、日本語の魅力にはまります。
読みながら、主人公が安部寛さんに重なって困りました。
他の方も、いろいろ浮かんでは消え・・・ドラマになるかしら?
本文中の挿絵、可愛すぎて幼くなりすぎている気がしました。
いよいよ、この興業でが企業取り壊し予定の『御園座』に行きました。

何かと話題になった、
二代目市川猿翁 四代目市川猿之助 九代目市川中車 襲名披露 公演です。

御園座HPからのコピーで、美しくないのですが演目です。
今日は、昼の部を観ました。夜の部は来週行く予定。
小栗栖の長兵衛・・・・・九代目市川中車・襲名の、香川照之さんの大芝居。
この芝居の稽古の様子は、以前TVで密着取材していました。
達者な俳優さんですから、立派に、見事に演じられました。
面白かったのですが、どこかに私的偏見が混じっているのでしょうね、華が欲しい~。
黒 塚 ・・・・・亀次郎改め四代目市川猿之助の舞踊劇。
安達ヶ原の老女:岩手=鬼女を演じます。
この人も、器用な人との印象がありますが、魅力的な華があります。
寂寥感と可愛げのある老女から、おぞましい鬼女へ変身は良かった~
今日の席は、9列花道際。
岩手が花道を走り去るところ、鬼女の、仏倒れと呼ばれる体ごと倒れる様子を、
間近で見られたのも嬉しかったぁ~
楼 門 五 三 桐・・・・・南禅寺山門での美しい場面での、とても、短い場面の芝居。
大盗賊:石川五右衛門とその父との対面の場。
父親:真柴久吉は、市川猿翁の予定でしたが、
体調不良のため休演、市川中車の代役でした。
やはり、親子ですね、猿翁を彷彿とさせられました。これから、大きくなられるでしょう。
ところで・・・
襲名公演歌舞伎なので、日頃になくこんな柔らか物で行きました。

出先で写真をとって貰い忘れまして、
戻って、いい加減に自分撮り・・・
あちこち、変になっていますね。目を瞑って下さい。
何故、扇が出てるの・・・とか、帯締め上がってる~など。
※「御園座会館」は今月末に閉館し、入居する飲食店などのテナントも退去する。その後は10月に名古屋市民会館で歌舞伎を公演する。建物の取り壊しは来春の見通し。
4月になってから、正式な発表があるようです。