
横関 大 : 著
講談社 : 発行
第56回江戸川乱歩賞受賞作「再会のタイムカプセル」の改題。
小学校卒業の直前、悲しい記憶とともに拳銃をタイムカプセルに封じ込めた幼なじみ四人組。23年後、各々の道を歩んでいた彼らはある殺人事件をきっかけに再会する。わかっていることは一つだけ。四人の中に、拳銃を掘り出した人間がいる。繋がった過去と現在の事件の真相とは。第56回江戸川乱歩賞受賞作。
――BOOKデータベース――
さらさら読める文体でしたが、
読みながら、ム?タイムカプセル?小学校校庭・4人の同級生・・・?
これ、読んことがある?と何度も中断しました。
タイムカプセルを埋めた幼なじみ4人が、23年ぶりに顔を揃えたのは拳銃による殺人事件がきっかけだった。
被害者、スーパー<フレッシュサクマ>の店長、佐久間秀之は、
家族からも従業員からも、存在を疎まれ恐れられていたていた無法者。
そして、4人のそれぞれが憎んでいた人物。

・・・・・ あのタイムカプセルに拳銃が入っていたということは、俺たち四人以外に知る者はいない

・・・・・ カプセルにつけたダイヤル錠の暗証番号を知っているのも四人だけだ

・・・・・ 俺たち四人のうちの誰かがタイムカプセルを開け、あの拳銃を持ち出した。そう考えるよりほかにない
23年前、全てはタイムカプセルにとじ込めた筈だったが、
秀之を撃った

凶器は、あの日、校庭に埋めたあの拳銃。
日本警察の正式拳銃:ニューナンブM 60 。
小学校時代の幼なじみ、4人は、
ある日、圭介の父の殉職現場付近に居合わせた。
圭介の父親は、交番勤務の巡査だったが、発生した強盗事件の犯人に射殺されていた。
犯人も警察間の持つ拳銃で撃たれ・・・
その拳銃を4人はタイムカプセルに閉じ込め、校庭に埋めた。
4人だけの秘密だった。。。
既読感、読み終えて検索してみました。
あ、やはり^^
ドラマ化されていました。
出演者を知って、間違いなく
ドラマ見ています。 確かに、あまりの都合の良すぎるぶぶんがあって、気にはなりましたが好きな作品でした。
江戸川乱歩賞選考委員の皆さんの選評、凄く省略して・・・
♢ ご都合主義はあっても、よく練られたプロットと平明な文章力に力を感じる――内田康夫さん
♢ もっとも評価した作品ではなかったが、話作りも丁寧で抜群の安定感――恩田陸さん
♢ 表現方法が好みではなかったが、、、――今野敏さん
♢ 瑕疵はあるが、事件の派手さではなく語り口でひっぱたことを、高く評価――天童荒太さん
♢ 4度目の選考対象作品は、背伸びをやめた「乱歩賞の傾向と対策」のようなものから解放――東野圭吾さん
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ROMIさん果樹園からの桃:第3弾は、
≪夏っ子≫ちゃん。

大きな桃の空き間に、プラムとソルダムがしのばせてあります。
嬉しい~♪
夏っ子は、
果肉がコリっとしていますが少し置くとしっとりします。と、聞いています。
早速コリコリの実を頂きました。
だんだん軟らかになるのが楽しめます。

夜になって・・・こんなことをしました。
焼酎にソルダムとプラム(初恋?)を入れるのって、美味しいのですよ。

あすは、固い実の≪夏っ子≫を入れてみようかしら?
それと・・・
ズッキーニと蛸のマリネにも合わせてみました。

今年嵌っているのが、ズッキーニの生食。
玉葱とズッキーニで蛸のマリネ。イケます^^
大量のレタスに盛り付けたら、見た目が良くないですね。
。。。。。。
頂き物のソーセージとシメジ 舞茸で、さっと炒めました。
どうってこともない一品ですが、ワインが美味しかった♪

赤いウィンナーって、いつから食べていないか?
躊躇う気持ちも少しありましたが、アンデルセンの物ですし・・・と使ってみました。
辛口で、夫はヒーヒーないて、たべていました(笑)
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連続TV小説≪花子とアン≫、ほとんど毎日見ています。
前にも書きましたが、白蓮の衣装を楽しみにしています。
最近は、花子の妹:かよ の着物も楽しみです。
連子(本名:燁子)のことは、<白蓮れんれん>で少しわかりました。
が、あれには、花子は全く出てこないのがもの足りません。

蓮子は柳原白蓮(燁子)、夫の嘉納伝助は伊藤伝右衛門が、モデルになっています。
炭鉱夫から筑豊の石炭王の一人にのし上がった伊藤伝右衛門は、
多分、自分の出自や無学・無教養に引け目を持ちながら、
【黄金伝説】(荒俣宏)によりますと、
それでもか、それだけにか・・・燁子(白蓮)を愛し、尽くした。
白蓮好みに作り変えた本宅は、シックな大人の趣味を生かした邸宅だったらしい。(荒俣氏による)
学歴や教養はなかったが、天性の趣味の良さがある。金持ちにありがちな無茶がない。
枯れて淡々としている、とも荒俣氏は言う。

白蓮の暮らした部屋からは、広がる日本庭園を見渡せ、トイレは水洗だったという。
燁子(連子)が宮崎竜介(ドラマでは宮本龍一)の元に出奔、絶縁状は新聞に掲載され、
「白蓮事件」として世間を騒がせたこの駆け落ち・・・
その大騒動や、経緯がこの本【黄金伝説】には詳しいです。
結局、伝右衛門は
「一時といえども、おれが愛した女だ。今後一切白蓮には手を出すな。話題にするな」と、
人々に命じ、姦通罪に問わなかった。とか。
この潔さと、忍耐力が、伝右衛門を更なる男として完成させた・・・らしい。
********************

荒俣 宏 : 著
集英社文庫 : 発行(荒俣宏コレクション)
明治から大正、昭和にかけての日本の一時代を築いた産業王たち。
荒俣氏が「王」と呼ぶ、偉人・怪傑・怪人達を
産業考古学という視点で荒俣氏が見る。
その栄枯盛衰と、エピソードが興味深く、面白いと同時に著者の豊富な知識に感心しました。
『PLAYBOY日本版』で1988年に連載された読み物を一冊にまとめた本らしい。
じつは、この本のことを記事にすることをずいぶん迷いました。
もしかして、
自慢?と、取られるかもしれない・・・と。
でも、本当の私は破天荒な親類を恥ずかしい存在と思っていました。
最近、ちょっと違ってきたかな?
折しも、白蓮と2度目の結婚相手である
石炭王が注目を集めたり、
富岡製糸場が世界遺産に登録されたり・・・で、紹介したくなりました。

抜きんでたアイデアやスケールの大きさから、大金持ちになった「王」達ですが、
庭に琵琶湖を掘ったり富士山を作り芸者を総上げで乱痴気騒ぎするような、絵に書いたような成金ぶりは見られず、
質素な暮らしの中で新進気鋭の産業を起こし、時代の流れに滅びて行った姿が、
ありがちな平板な年表とは一味違う、独自の切り口が絶妙です。(荒俣氏)
残念なのは、資料の写真がモノクロで小さく、見にくい。
この本

を、不思議なご縁で手に入れたのは2年前。
偶然、ブロ友さんのご縁者さんに私の旧姓を見て・・・
当時、ルーツを辿りたいと思っていた私が、もしや親類?とお訊ねしたことから、教えられました。
内容を見てちょっと、びっくり!
13章の中で、3つの章に知り合いのご先祖が出ていました。
緑の文字の3つです。
第1章 サフラン酒王 ・・・ 吉沢仁太郎
第2章 サトウキビ王 ・・・ 玉置半右衛門
第3章 稲穂王 ・・・ 伊藤文吉
第4章 ニシン王 ・・・ 江差・むつ 編
第5章 石炭王① ・・・ 麻生太吉
第6章 石炭王② ・・・ 伊藤伝右衛門 第7章 銅山王 ・・・ 広瀬宰平
第8章 生糸王 ・・・ 原善三郎 原三渓 中居屋重兵衛

世界遺産に登録決定した富岡製糸場。
三井財閥が経営に苦しんでいたものを立て直した、生糸王・原善三郎。
日本最大の生糸輸出港:横浜に各地の歴史的建造物を移築し、
三渓園を造ったのが、養子の原三渓。
でこの人に繋がる友人がいます。
この

人です。
第9章 たばこ王 …岩谷松平 村井吉兵衛

岩谷松平、実家の先祖です。
これには書かれていませんが、宣伝王:松平を助けたのは製造を担った
弟:右衛でした。
父は、右衛の孫になります。
実家には<天狗煙草>の由来になったと伝えられる天狗像もありました。
第10章 鉄道王 ・・・ 雨宮敬次郎 根津嘉一郎
第11章 映画王 ・・・ 永田雅一
第12章 遊郭王 ・・・中村編

ここには、一度行ってみたかった。
数年前まで料亭として誰でも行かれる場所でしたのに残念です。
この本で荒俣氏にいろいろ話しておいでの方は、知り合いのお父上。
こすずめが旅行を一緒に楽しむ友人の、高校の親友(かな?)
つまり、友人の友人・・・
私も一緒に旅をしたり、お茶や買い物も何度かご一緒しています。
第13章 南海王 ・・・ 宮下重一郎
最後に、私にとって救いと思われることがありました。
ちょっと長いですが、引用します。
たしかに…略…村井も岩谷の事業もすべて姿を消し、今では<たばこ王>を偲ぶ便もない。
しかし、岩谷や村井の精神はいまなお受け継がれていると言えるかもしれない。
たばこ産業は、『ピース』をはじめとするヒットコピーやヒットデザインを多く生み出した。
また二人がたばこを核にして各種事業に進出したように、現在のたばこ産業もバイオ技術を生かして、様々に
事業を展開している。
・・・略・・・
民営 → 官営 → 民営 と形を変えても、そこに岩谷や村井の心意気が生きているように思うのはうがち過ぎか?
といった、一文です。
いつまでも恥ずかしがらないでいても良いかも知れません。
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名古屋地方、2日続きの35℃超え:猛暑日です。
この時期に、エアコンの様子がちょっと気になってみて貰いました。
もしかしたら、大工事=大出費になりそう。
冷や汗がじわ~~り
せめて、涼が欲しい。
そんな日。。。

これ、何ぁ~んだ・・・

ふふ。
美味しい、これです。
ご自分用の果樹園で育てられた桃、第2弾!第1弾は・・・これ☆
ROMIさん果樹園の『白鳳』。


水分を含みやすい『白鳳』にとっては、今年の多雨と暑さにご苦労が多かったと仰るのですが、
瑞々しい甘味がたっぷりで、とっても美味しい♪
そして、大きな桃です~

秤にのせてみました。
400g以上あります。
その大きな桃の間に、小さなフルーツが忍ばせてありました。
大好きなソルダムともう一種類は、、、プルーン?
ROMIさん、いつも優しいお心配り
ありがとうございます。
第3弾も楽しみにしています。
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春先にいろいろ心配なことがあったぱせりですが、
今日:7月22日、元気に15歳の誕生日を迎えました。

毎日2種類のサプリメントが効いているのかもしれません。
へたり込んがり、立てなくてもがくことも、なくなりました。
明け方、せき込みが酷い時は気管支を広げる”頓服”で対処することもありますが、
食欲も戻って、元気で・・・ほっとしています。
誕生日プレゼントは、≪絵に描いた餅ケーキ≫と、メッシュの夏服。
夏に洋服は、体のあちこちに出来ているボツボツを掻かせないため、なんです。
そして、ぱせりにとって何よりは大好きなぺぎ=下の娘=がやってきたこと。
誕生日のことは念頭にないまま、偶然やってきたようですが、それでも大好き!べったり♡

飼い主の方も、お蔭様でかなり回復してきました。
およそ食欲不振とは無縁な夫がいますので、何か作らなくてはいけません。
超簡単な、ズッキーニたっぶりの焼きビーフン。

3分で出来るって!
あは!倍ぐらいかかってしまいましたが、簡単で美味しかったです~
yoyoさんのところでみて、早速作ってみたのですがズッキーニの切り方が大きすぎました(苦笑)
歯ごたえを残したかったので、思い切って大きく切ってしまった結果です。

肉味噌は、野菜をたっぷり入れて薄味にしました。
茄子・玉葱・ピーマン・葱・生姜・・・
最初の豚挽き肉(赤身)をじっくり脂がなくなるまで炒めないと臭みが残ります。
スープを入れてからは、
じっくりゆっくり時間をかけてひき肉が柔らかくなるまで煮ると口当たりが良くなります。
茄子やお豆腐にかけたり、おうどんに絡めても・・・
ゴーヤ炒めの味付けにも作っておくと何かと重宝する調味料です。
この位パンチのある味を、今はちょうどおいしく感じます。
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先約優先、約束を大切にする。
永い間、それを信条に過ごしてきたつもり・・・
そろそろ、そんな信念から解放された方がいいのかも知れないと、思い始めました。

万事順調すぎるほどの楽しい京都の旅から帰って、
体調を崩しました。
鼻水・くしゃみに加えて、胃腸も不具合・・・もしかして、夏風邪?
中一日の翌々日は、以前から楽しみにしていた岐阜:鵜飼船~
参加された皆さんも似たような体調。
それでも、充分楽しんでやれやれ^^

翌日は、やはり相当へばっていましたが、
どうしてもの野暮用をこなし、
更に次の日も、私の為にわざわざ神奈川から来て下さる方との約束、行かないわけにはいきません。

よせばいいのに、出かけついでの勢いでデパートの用事を済ませました。
おまけに衝動買いの付録つき!ヤレヤレ

・・・ ・・・ 食べられなくなってきています。
食欲がないということは、
料理をすることも嫌になります。
味がわからないので、ますます美味しくない^^
そんな時の味方、有難く使わせて頂きます。
今日の夕食は、青椒肉絲 by COOK DO 。
材料は牛肉・ピーマン・ズッキーニで、レタスで包んで美味しかったです。
これは、前日に作ったかぼちゃとゴーヤのサラダ。

こんないい加減な食事の日、あと何日続くのでしょう~~
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大年増こすずめですが、
恥ずかしながらの若作り&未熟な人間性。
お誘いは年齢・性別に関わらずの先約優先で有難く、嬉しくお受けします。
そんな次第で、一昨日の京都旅行後、中一日休んで・・・長良川の鵜飼見物に行きました。
(ちょっと、よれよれ状態を、元気ぶっての見栄張子です。)
4人の予定が、お一人脱落。残念ですが仕方ないですね。
そして、残る3人も実は・・・の体調不良者ばかり。
お一人はドクターストップのかかる、熱と咳を無理に止めての強行参加でお気の毒・・・

そして、あと二人は一昨日の京都と、暑さ負け?が、お腹に来てしまった様子。
今年の夏風邪はお腹に来ると聞きますし、
もしかして熱中症?
3人ともが、食事残したら申し訳ないなぁ~~と気になります。
とりあえず、休憩と水分補給しましょうか。

↑の写真のお店の奥に・・・
お蔵を利用したくつろぎのお店があります。
私は、ドライフルーツのお紅茶を頂きました。
最後に、柔らかくなったフルーツが美味しかった~
ここ、岐阜:川原町は去年サークル仲間と訪れました。・・・・こちらでリンクします。
その時は、もっとお店も開いていたのですが、
今日は人通りもなく寂しい~~
その時に立ち寄ってお話を聞いたり、写真を撮ったりした場所も紛れてわからなくなっていました。
鵜飼の季節にこんな様子は、少し寂しい。

老舗の十八楼さんのお料理と専用の鵜飼船もありますが、
若い我々は、≪ル・シノワ・かわで≫さんの和食に限りなく近い中華料理にしました。
長良川に面した、落ち着いたお店で・・・
心配だった3人の繊細な胃袋にも、優しく入りました。
少しだけ歩いて・・・・・・・鵜舟乗船。
私は、多分中学生の頃以来。横綱:栃錦と出会った時以来。
もしかして、60年近い昔のコト。
想像以上に素晴らしかった、鵜飼です。
付録です。
絹紅梅と、鳴海絞りで行ってきました。

それにしても、こすずめって、なんて大きな顔。
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和服の小物を買いに、京都へ行きました。
先週の予定を、大型の台風を避けて昨日:13日に変更しましたら、なんと当日も激しい
雨の予報!
晴れ女のこすずめを信じて出かけました。
結局、小雨がたまに落ちてくる程度。

予定外のおまけまであって、大満足な一日になりました。
おまけ・・・初めての鉾建て。

午前中、占出山の骨組みに出会って・・・
食事を終えてみると、法被姿の若者が飾りつけ中。
脇路地を入ると、そこはこの山車のお会所で、
新旧の緞帳や山車の部品など展示品も見事です。

上の写真、古い緞帳で江戸時代のものらしい。
下の写真、最近作られたものとか。
いろいろ説明を聞きたかったのですが、お祭り準備に追われてほぼ無人。残念。
行く先々で山鉾を見られ、陽気なお囃子の音もうきうきと、
信じられないほど順調にすべてが運び・・・大満足なひと時でした。
買い物は、一つだけ大失敗。
物知らずの証明で全く恥ずかしいのですが、これ ↓

ちまき・・・占出山のお会所で買いました。
大人は見当たらなく、留守番は小学生くらいの男の子だけ。
『これ、今買えるの?食べるものよね^^』って愚かなこすずめ。。。
―― はい。
手渡された粽は、軽い!軽すぎる!なんか変!!!
ずーと疑問のまま、でも、食べられるって聞いたし・・・まさか・・・
ところが、そのまさかでした。
どこまでも物知らずを再認識、調べました。
粽は、祇園祭の間だけ、各山鉾のお会所や八坂神社で販売され、京都では一年間玄関先に飾られる。
由来に合わせた色々なご利益があって、それぞれがふさわしい物を選ぶらしい。⇒☆
そして、私が買ったものは安産のお守りでした。(無益だわぁ~)
気を取り直して、この日の成果です。

そして、戦のエネルギー補充。

千總ギャラリー見学と、同じビル内の≪伊右衛門サロン≫でランチ。
さすがお茶屋さんです。
玉露とほうじ茶、目茶目茶美味しい~
お変わり所望ならず。でした。

八坂・四条川原町界隈で買い物の間に一休み。
初めての≪YOJIYA CAFE≫。
何年振りか記憶にないほど久しぶりの、氷。
御抹茶の味が、美味しくて嬉しい~
冷たすぎないし、病みつきになりそう~(量が多くて半分くらい残しちゃった・・・)
次は、機会があれば銀閣寺店に行ってみたいわねぇ~

お腹は空いていないのですが、麺類なら大丈夫かしら?と、
宿願だった≪おめん≫です。
旬の野菜たっぷりの冷たい物を選んだのは、ブロ友さんの記事を見ていたから。
野菜と胡麻をたっぷり入れてのつけ麺、これも病みつきになります。
次は、暖かい方も。
この日はとにかくツイテいました。
お店も、乗り物も待ち時間で無駄な時間を費やすことがなく、
であう人々のすべてが気持ち良くて、気持ちの良い一日でした。
すべてに感謝です。
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拓未司 : 著
宝島社 : 発行
第6回『このミステリーがすごい』大賞作品。
主役は、
鬱屈から両親への殺意を抱く高校生・・・悠馬。
転落していく元エリートサラリーマン・・・伊東。
全身を赤く染めゴミ屋敷に暮らす老婆・・・RBと呼ばれる、レッド婆さん。
高校受験の失敗で両親との溝が深くなった悠馬は、
不良仲間と付き合いはじめ夏休みのある日
金髪に染めた。
食品会社で新製品開発のリーダーで手掛けたカップラーメンが大当たり。
それを機に独立・起業したラーメン店の失敗から
『救急水道サービス』に勤務する、伊東。
<水のトラブル、5000円でかけつけます>のキャッチフレーズ、どこかで聞きますね。
その、多分実態でしょうが、怖い^^
ここでは、出動先ではなんらかの上乗せ仕事を詐欺同然にこなすノルマに縛られて、
2か月このノルマが達成できない伊東は、今月で失業寸前・・・
良心と戦いながら、赤ずくめの老人をだまして便器の取り換え工事を進めてしまった。
トイレつまりの原因が
血のついたナイフだと知って、不思議な老婆との関わりが始まり、金髪も絡んで
・・・・いけない・・・・どんどん、筋を書きたくなるわ。
ふふ。。。
止めますが、夢中になるほどでもないのにいつの間にか読みふけってしまいました。
みんな葛藤を抱えて、親切な良い人はいないのに何故か救われるような安心感。
RB(レッド婆さん)の存在もとってもいい感じ~
面白かったです。

そうそう・・・
知人が、こんな風にトイレの改造と便器の買い替えさせられました。
今、すぐにではなくても、
近い将来の不安を煽る言い方で、つい発注して・・・ン十万円の支払い。
1年ほど前の話です。


楡 周平 : 著
新潮社 : 発行
本当に客を掴んでいるのは誰か―。
暁星運輸の広域営業部課長・横沢哲夫は、草創期から応援してきたネット通販の
「蚤の市」に、裏切りとも言える取引条件の変更を求められていた。
急速に業績を伸ばし、テレビ局買収にまで乗り出す新興企業が相手では、要求は呑むしかないのか。
だが、横沢たちは新しい通販のビジネスモデルを苦心して考案。これを武器に蚤の市と闘うことを決意する。
・・・「BOOK」データベースより・・・
とても面白く読みました。
楡周平さんの作品は、
【再生巨流】【ゼフィラム】【異端の大義】と3つ読んでいますが、
スケールの大きな、前向きな夢を追いかける内容にドキドキしながら応援してしまっています。
この本では、
郵政民営化直前の、大手コンビニチェーン≪ピットイン≫対大手の運輸会社≪暁星運輸≫の攻防から始まって、
IT企業ネットショッピングモール≪蚤の市≫・≪ガレージ広場≫との決別以外ない要求。
そして、そのIT企業の突然の株式買い占めに戸惑っている≪極東TV≫。
何より、苦境に落ちた≪暁星運輸≫の起死回生の目玉になる運輸会社はあそこでしょうか?・・・って。
それぞれが、あ、あれだ!と思い当る過去が浮かびます。
猫が走るヤ○ト、
飛脚が運ぶ○ガワ、≪ピットイン≫は
ロー○ン?、IT企業と言えば
○天、
ライ○ドア・・・・
IT企業に乗っ取られそうなTV会社は、
フジでしょう。
余談ですが、実は、私は個人的にその放送会社との小さなご縁があって、
あの騒動の時にはものすごく気を揉んだなぁ~と今でも思い出します。
テレビ局とIT企業間の買収攻防戦が膠着状態の中、
買収をしかけたIT企業の息の根を止め、テレビ局と≪暁星運輸≫の安定した収益作戦を企てる主人公。
ラストワンマイルとは、直訳すると「最後の1マイル」。
この場合、具体的な距離ではなく「最後に残された短い距離」といった意味ですが、
物流業界が主役な小説だけに見事なタイトルでしょう。
これまで、単に出入り業者の一つと軽くあしらわれていた運輸会社、
世の中が、便利になればなるほど輸送ビジネスは大切になります。
楡さん、どうしてそんなに新しい世界が見えるのでしょう・・・
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夫からのお下がり本・・・どんどん、山積み^^
追われるように読み終えたものが、これまた山積状態で、感想文を書くゆとりがありません。
さらに現在は、新しいものを読み始めています。
少し前に読み終えた4冊、2回に分けて簡単に記録します。
まず、森村誠一の2冊から。
森村 誠一 : 著
実業之日本社 : 発行
題名のビジョンは、『志』のこと。
大手精密部品メーカー経理課員の轢き逃げ死、失踪、横領疑惑…。単身赴任先で会社員としての意義を見失いつつあった井川國雄は、偶発した事件の陰に潜む大企業の恐るべき暗部を察知した。一介の出向社員として飛ばされた井川は、志を同じくする冷飯社員を糾合して乾坤一擲の戦いに挑む。組織に埋没した男たちの絶望的な戦いに勝機はあるのか。
・・・「BOOK」データより・・・
会社と社員の間にあるもの・・・社員経験がないのですが、書かれている状況はなるほど。
会社は、社への忠誠心を最大評価する。
労働力や能力は、却って邪魔になることもある、らしい。
まして、
真面目で正義感と能力のある、『個』に忠実な社員は排除の対象になる、らしい。
舞台は、大手の精密工作機械部品メーカー:エポック・メイキング=EM 社。
単身赴任地での慰めに買った佳乃に、惹かれる井川國雄。
佳乃の父親は、ひき逃げにあっているが、佳乃は事故とは思っていない。
その父親の勤務先がEM社。
EM社と、井川の勤務する会社と親密な取引先・・・
ある日、井川はEM者に出向となり、窓際の姥捨て部門に配属される。
そこで・・・
同族会社ぐるみの不正を察知。
正義感の社員や、私立探偵:岡野種男と出会いと繋がりが、
一流商社:EM社の秘密に迫り、やがて会社組織の崩壊にまで進展。
森村誠一らしい、企業をテーマにした面白い話。


青春の守護者
角川書店
羽月数也は、自衛隊入隊後自分の隠れた才能を発見した。
学生時代に山で鍛えた体力・兵器の扱い・状況の判断力・行動力・胆力・瞬発力・持久力・格闘技など、戦場におけるすべてに抜群の能力があった。
厳しい適正検査を通過して、レインジャーマークも与えられ、上司からも期待されていた。
が、戦争放棄を憲法第9条で謳っている日本。
いかに兵器の扱いに長け、戦争の感性を養っても市民生活には無役なことに気付い
た彼の選んだ道は、一匹狼のボディガード会社の立ち上げ^^
話は、↓帯の解説で推し量れると思います。
元エリート自衛官・羽月数也は法に縛られず、“命を守りたい”という己の信念のもとボディガードになった。羽月のもとにひとつの依頼が舞い込んだ。それは、あの大町玲の家族を謎の組織から護衛することだった
彼はかつて大町玲に密かな思いを寄せていた。
だが、告白もできぬまま、玲は帰らぬ人となっていたのだ。
羽月は今度こそ、大切なものを守り抜けるのか?今ここに絶望的な戦いが始まる。
真の男の本分とは?著者畢生のエンタテインメント巨編。 結論ですが、
個人的にはこれはあまり好きな小説ではありませんでした。
ちょっと、つまらない~
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