
内田康夫 : 著
角川書店 : 発行
お馴染みの浅見光彦もの、京都が舞台でした。
老舗骨董店の嫁:伊丹佳奈が、高麗青磁の壺“紫式部”と共に失踪。
佳奈の娘千寿の依頼を引き受けた光彦・・・お約束の若く美しく、賢い女性の登場。
佳奈の失踪で残された手がかりは、
京都の縁切り神社=安井金比羅宮の形代と、そこに記された呪いの言葉と女性の名前と住所。
その住所が紫式部の墓所であるところから事件に繋がります。
軽く読めて結構好きなこのシリーズ、これは特に興味深く、楽しく読めました。
出てくる場所やお店が架空ではなく、あ^^、あの辺り~と知ったところが嬉しい♪し・・・
更には、ブロ友さんのところで知ったお店が度々登場します。
☆この記事☆ 大傳月軒(だいでんげっけん) 、いつかきっと行きます。
ただ、、、
これは2007年~8年にかけて京都新聞に連載された物のようですが、
多分その当時出来たばかりの、高島屋の『ダイニングガーデン京回廊』のお店の全てを制覇してリポートを書くという
美味しすぎる原稿依頼から始まるのがちょっとねぇ~~
つまるところ、提灯記事というか提灯小説ですよねぇ(羨)
そう言えばあったなぁと思い出す、
寂光院の放火事件や祇園祭での事故など、本当の事件も織り込まれていました。
とても身近な感じが楽しかったです。