
島本理生:著 文芸春秋社:発行
第159回直木賞受賞作。
発表直後に図書館に予約を入れて半年近く、ようやく回ってきました。
興味も薄れてかかっていましたが、
気になる部分はあるものの、予想を超えた読後感でした。
気になる部分・・・
芥川賞・直木賞候補には何度もノミネートされる、安定した作家さんですが
幼い≒青い表現や登場人物の凝った名前↓など、この著者の個性かしら?好きになれません。
聖山環菜(ひじりやまかんな)・聖山那雄人(なおと)・真壁我聞(がもん)・庵野迦葉(あんのかしょう)
帯の引き写しです。↓
夏の日の夕方、多摩川沿いを血まみれで歩いていた女子大生・聖山環菜が逮捕された。
彼女は父親の勤務先である美術学校に立ち寄り、あらかじめ購入していた包丁で父親を刺殺した。
環菜は就職活動の最中で、その面接の帰りに凶行に及んだのだった。
環菜の美貌も相まって、この事件はマスコミで大きく取り上げられた。
なぜ彼女は父親を殺さなければならなかったのか?
臨床心理士の真壁由紀は、この事件を題材としたノンフィクションの執筆を依頼され、環菜やその周辺の人々と面会を重ねることになる。
そこから浮かび上がってくる、環菜の過去とは?
「家族」という名の迷宮を描く長編小説。

浅田次郎:著 講談社文庫:発行
帯です。↓
青山と麻布と六本木の台地に挟まれた谷間には、夜が更けるほどにみずみずしい霧が湧く。そこが僕らの故郷、霞町だ。あのころ僕らは大学受験を控えた高校生で、それでも恋に遊びにと、この町で輝かしい人生を精一杯生きていた。浅田次郎が始めて書いた、著者自身の甘くせつなくほろ苦い生活。感動の連作短編集。
昭和40年代半ばの渋谷・青山・六本木辺りに住む高校生たちの奔放な日々。
主人公は、明治から続く写真館の三代目は東大進学率の高いエリート校の遊び人で、著者かな?
あの時代・その場所に居たわけではないのですが、
私にとって思い出多い、あの時代の青山・六本木を思い出させてくれます。
青山墓地によく行ったから、であり、
彼らの遊びは’いとこたち’の遊びでもあり、懐かしい~。いい時代だったな。
郷愁。

小池真理子:著 文芸春秋:発行
帯です↓
末期を見つめる男
彼を慕い、敬う若い女
プライド高く生きてきた男が
余命を知って辿り着いた、荘厳な企み。
怖いタイトルだけど、静かで気持ちが穏やかになる絵だよ。棺らしいものを載せた一艘の小舟い、白装束の人間が乗っててね、昏い海の上を漕いでふしぎな島に向かおうとしている。岩だらけの、なんにもない、黒い糸杉が何本もそびえているだけの島なんだ。その島には光が射している太陽の光でもなく、舞台で使われるような照明でもなく、なんとも言えない神々しい光がね。小舟にはオールがついているんだけど、そのオールが水をかく、ちゃぽん、って音だけが聞こえてきそうな感じがする、そんな絵……(234p)
小説を教えていた澤登志男は、腎臓がんに侵され、余命を知ってカルチャースクールを辞めた。
「先月、姉が亡くなりました。63歳。……がんでした」
かつての恋人、三枝貴美子の妹・久仁子から電話があったのは、スクールを辞めて間もないころ。
貴美子は、在宅訪問看護で治療はしないで、鎮痛剤投与を受けて息を引き取ったという。
遺品から『ベックリーン 死の島』の絵の解説書を見つけたと、久仁子。
「澤登志男さんに渡してほしい」というメッセージがついていたという。
澤は、巻末のカラー図版を切り離し壁に飾るのですが、
私はこの絵には惹かれません。まだ元気な証拠かしら?
貴美子の生き方に感銘を受けた澤ですが、
カルチャースクールの教え子で、自らの辛い体験を『抹殺』という小説に書き、
澤がそれを評価した若い生徒:樹里との交流で、ひとときの安らぎも覚えます。
が、「……おれが死んだら、おれのことを書け。小説にするんだ」と言い残し姿を消す。
初めての小池真理子さん。
読まず嫌いでしたが、悪くありませんでした。でも、テーマが暗くて辛かった。
タイトルにもなっている「死の島」は、
アルノルト・ベックリーン(ベックリン)(1827年~1901年)の代表作「死の島」です。
何枚も、同じタイトルで描かれています。
中では、個人的にこれがいいかなぁ~~と、一枚。
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LE CREUSET と Tesla (#^.^#)
ル クルーゼ と テスラ … その共通項は?
お高い!!
星ヶ丘テラスで、不思議な車に遭遇しました。
あれは?なに?? 状態で、野次馬になりました。
アメリカ車。電気自動車だそうです。
充電ポイントは、ガソリンスタンドと同じくらいにあるそうです。
静かで・排気ガス0で、自動車税免税5年の優遇措置を取る行政もあるとか。
本体は、地味なので魅力はあまりないなぁ~~って、買う気もないのにネ (#^.^#)
費用を無視出来れば、カスタマイズ自在らしい。
イベントお嬢さんとのお話し、いろいろ楽しめました。
ル クルーゼの陶器って、どうして高価なのか、不思議すぎます。
自分で買う気は全くなかったのですが、頂き物は嬉しい~💛
ぺぎが、貰い物だけれど…と持ってきてくれました。
最近、赤いものを欲しがる私は、嬉しい♪
ぺぎがお婿さんのご実家に行ってきたからと、お菓子も。
お婿さんのお母さんからのお土産です。
本能寺 に墓参した近くのお店で買ってくださったそうです。
初めてのお菓子ですが、上品なお味で大好き♪
ル クルーゼ、に入れてみました。
前日の、ねえこからのお土産はもうなくなってしまいました。が、
記念撮影ね。。。
お土産物だけれどと、言っていましたが美味しかったです。
ありがとう~
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昨日のこと……明日、そちらに行くけれど慌ただしい~~。
1時間位だけれど、お茶出来る?と、娘:ねえこ by ライン。
行きますよ、勿論!
2時に会って2時50分の新幹線に乗るまで、でもいいの。
孫に弱いこすずめでした。
ねえこが買いたいものを調達する間、笑太とお茶。
知らなかっった名古屋名物、ぴよりん。
名古屋コーチンのプリンだそうです。
いろんな味があって🚅車内用もいいよ・いいよ♪
少し早く出かけて、
話題の≪マリオットアソシア・ホテル≫で吊るし雛を見ました。
見事&素晴らしい~~
旗を持ったガイドさん、ツアーらしい団体さんもいらしていました。
作ってみたいなぁ。
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三寒四温で、今日は麗らかで穏かな気温の春もよう…
春眠暁を覚えず、の季節です。
植物の芽吹きも盛んになって、チューリップもこんな状態に。
陽気が満ちて嬉しい春ですが、東洋医学では春は変化の時期だそうです。
気温や生活環境の変化に伴うストレスによって、イライラしやすい季節だとか。(゚△゚;ノ)ノ
東洋医学書『黄帝内経(こうていだいけい)』には、物事を始めるのは 春 と書かれているそうです。
今日行った鍼灸院での雑談で知りました。
何か初めて見ようかな?
そう言えば、
年甲斐もないので実行する気持ちはないのですが、最近考えていることが一つ^^
ネイルです。
最近、手軽にやっていただけるところを紹介されて通っています。
婆指には無理があるのですが、補強も兼ねてネ。
ただ、たとえ自分の手に似合っていなくても、
指先が綺麗に整っていると幸せ気分を感じます。
つやつやの爪だけで心がほっこり ♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪
老健にいる友人や体の自由が利かない人にもしてあげたくなっています。
ネイリストの勉強をしてみようか?
あ、無理でした。
想定以上に、時間と費用がかかり過ぎらしい。。。
もし、20年前に思いついていたら、勉強していたかもですが。
だれか、協力してくださるネイリストさんを探せないかなぁ~~
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浮世絵キルト、3回目の教室に行きまして・・・
2回目と同じ作業で、このようになりました。↓
この後は、同様な仕事で顔と髪を表し、バック部分を出すそうです。
(これ↑、2回目です)
月に一回の教室参加ですから、なかなか進みませんが
≪ナルホド≫!が、楽しい。
そして、
こちらも≪ナルホド≫
一番大好きなクッキー:

のドライケーキと呼ばれるもの。
東京に行ったら、好きなシンプルタイプのクッキーを
たっぷり仕込んできます。(エヘヘ)
先日は、幕張メッセに出張したぺぎが、
箱入りのセットをお土産に買ってきてくれました。
Westのドライケーキ…ビクトリア

は、温めて食べるのが美味しいと知っていました。
が今回、ほとんどのものを温めるのが美味しい食べ方と、初めて知りました。
秒単位のトースター加熱は難しいので、大雑把に^^
暖かいドライケーキ、確かに美味しさ↗↗
暖かくなったバターが美味しくするのね。
ナルホド(*’U`*) 至福💖
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スマホに変えて、明日で一カ月になります。
その間、手探りで弄り回したり、遠隔サポートで教わったり、教室にも通いました。
一か月のアプリ試用も、どれを残すか・・・難しいですが、整理しました。
と、言っても外したのは1つだけ。
一カ月でいろいろわかった事は、
♪ 本当にパソコンと同じようなことが、ほぼ全部できること。凄いとしか言えません。
昨日は、プリントスクリーン機能を使いました。
♪ 文字入力で、意味のないカタカナへの変換は、手間がかかります。
キーボード並びにすればいいのですが、文字が小さくて誤入力になりがち。
タッチペンを買いました(100円ショップで、2色ボールペン付きよぉ~)
♪ ケースについても、いくつかの気づき。
写真撮影の時、手帳型

のケースは手元が不安定になること。
ケース選びの時に、縦に開くものがあった事を思い出しています。
また、ケースからレンズ部分をスライドさせる方式のものもあったなぁ。
次は、そのどちらかを試してみましょうか。
この日は、朝から晩まで家を出っ放しで、バタバタした一日でしたが、
こんなお鍋もGET。
ステンレス鋼とアルミ合金の本体にセラミック塗膜加工の18ccmサイズ。
このところ、ウインドウショッピングも無縁でしたが、
ぺぎとランチの後、珍しくあちこち覗いて・・・つい、色々買いました。
夕食は、先日行った中華料理屋さん…夫にも好評で良かった。
ホントに単なる日記になってます。(笑)
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雪の階 / 壷中の回廊 / 吉原十二月 / 尾根を渡る風 (駐在刑事)

奥泉光:著 中央公論新社:発行
懐かしい”昭和時代の小説”に出会いました。三島由紀夫が、浮かんでは消えました。
かなりなページ数ですが、読みごたえがありました。
昭和初期の「時代」の貴族の優雅さと国政の不穏さに、庶民の自意識の確立など、
映画にならないかな。
内容紹介です。↓
昭和十年、秋。笹宮惟重伯爵を父に持ち、女子学習院高等科に通う惟佐子は、親友・宇田川寿子の心中事件に疑問を抱く。冨士の樹海で陸軍士官・久慈とともに遺体となって発見されたのだが、「できるだけはやく電話をしますね」という寿子の手による仙台消印の葉書が届いたのだ――。
富士で発見された寿子が、なぜ、仙台から葉書を出せたのか? この心中事件の謎を軸に、ドイツ人ピアニスト、探偵役を務める惟佐子の「おあいてさん」だった女カメラマンと新聞記者、軍人である惟佐子の兄・惟秀ら多彩な人物が登場し、物語のラスト、二・二六事件へと繋がっていく――。

松井今朝子:著 集英社:発行
芸が達者なだけでは、梨園の御曹司と肩を並べることはできない。らしい、、、
歌舞伎界のしきたり・特殊な用語や劇場内の様子などで、興味が尽きません。
以前も書いたかもしれませんが、昔の御園座建築に携わった父は詳しかっただろうなぁ~
と、懐かしい。
作中で演目になった忠臣蔵が、観たくなりました。
これまでとは違う目で見られるかもしれません。
内容紹介です。↓
昭和五年。歌舞伎の大劇場・木挽座に「掌中の珠を砕く」と脅迫状が届き、人気役者が舞台中に殺される。江戸歌舞伎最後の大作者、桜木治助の末裔・治郎が謎解きに挑む長編バックステージ・ミステリー!

松井今朝子:著 幻冬舎:発行
内容紹介です。↓
大籬・舞鶴屋に売られてきた、容貌も気性もまったく違う、ふたりの少女。幼い頃から互いを意識し、妓楼を二分するほど激しく競り合いながら成長していく。多くの者が病に斃れ、あるいは自害、心中する廓。生きて出ることさえ難しいと言われる苦界で大輪の花を咲かせ、幸せを掴むのはどちらか。四季風俗を織り込んだ、絢爛たる吉原絵巻!
大籬:四代目舞鶴屋庄右衛門の「昔語り」で、吉原の12か月が綴られます。
性格の全く違う、二人の花魁…
おっとりしているが芯の強い「小夜衣」と、才覚があって気の強い「胡蝶」。
庄右衛門によって、幼いころから一緒に花魁に仕上げられた、
二人の意地の張り合いや互いを思う心など、見事な語り口。
やはり、好きな著者です。

笹本稜平:著 講談社:発行
穏やかで読みやすい本でした。
図書館の本がなかなか回ってこないので、夫の買ったものを読みました。
舞台の奥多摩に、行ってみたくなっています。
帯、引き写しです。↓
警視庁捜査一課の敏腕刑事だった江波淳史(えなみあつし)は、
取り調べ中に容疑者が自殺したことで青梅警察署水根(みずね)駐在所所長へと左遷された。
亡くなった女性への自責の念から、江波が望んだ異動でもあった。
駐在所の仕事と暮らしにも馴れ、山歩きを趣味とする江波は徐々に自らを取り戻していく。
ある日、御前山(ごぜんやま)でペットの犬がいなくなったという連絡があり、
山に入った江波の見つけたトラバサミが山梨で起きた殺人事件とつながっていく――。
帯に寺島進さんの駐在さんがありますが、確かにドラマで見た記憶がよみがえりました。
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何年振りかしら?と振り返りましたら、
1・・・およそ4年振りだったスミエさんとの外食。
2015年夏に脳梗塞で意識を失くし、現在は老健生活中です。
ご本人にしかわからない事を安易に批判できないのですが、
リハビリには及び腰と感じます。
・・・で、今では車椅子から離れることができません。
介護タクシーで、中華料理を食べに行きました。
すべて仕切って下さいったミカコさんのお蔭ですが、
気取らない、ご家族経営のお店の料理は大満足!(*^_^*)
たくさんの料理を頼んで分け合ったのですが、あらら^^
写真、撮り忘れてしまいました。
ほんの一部です。
お値段も嬉しいし、お店の方のサービスも適当で心地よく、
絶対に、また行きたいお店です。
せっかくなら、夫と二人ではちょっとネ。4~5人で行きたい!
2・・・実は、中華料理店には暫く≒忘れるくらい、
長く行っていないわねと夫と話していた最近でした。
思い返せば、夫のリタイヤ―記念食事会以来かもしれません。
あれは、ざっと・・・15年くらい前かな。
3・・・そして、もっと久し振りで嬉しかったのが
学生時代の知り合いとご一緒出来たこと。
美術サークルでちょっとだけ知っている方ですが、
印象深いのは、赤毛のアンそのものの人だった印象が深いのです。
留年されてご縁が薄らいでも気になっていて……
スミエさんとミカコさんと、中学からの同級生で、
二人から噂を聞いて、いつかお会いしたと思っていた念願が叶いました。
実に、60年振り^^
逢った瞬間からすっかり打ち解けることができました。
不思議なものですね。
楽しく・美味しい一日でした。ミカコさんにに感謝(o‘∀‘o)*:◦♪
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冬の花火を見た日の植物園では、珍しい花々に出会いました。
期待して行ったのですが、梅はまだまだほころび始め。
蝋梅を見ながら、
温室に直行。
名前を覚える気はないのですが、冬の花火に並んで咲いていたもの。
食虫植物とは思えない可憐な花ですが、葉で捕まえるらしい。
葉の粘液で虫を捕獲・消化するそうです。
熱帯植物らしい鮮やかな色。
この赤いものは気根という根。
キッススシキオイデスという蔓性の植物には、小さな緑黄色の花が咲くそうです。
節分草がありました。一度見てみたかったので嬉しい!
名前は知っているけれど、見たのは初めて。
これ、名前不明…
雪割草も色々な品種がありますね。
と、今日はφ(..)メモメモ代わりに。
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最近、視力が変わったようで、
メガネが合わなくなったと感じていました。
スマホって、小さくて(まるでゴマ粒!)グレーの文字がイッパイ。
仕方ないなぁ~と眼鏡を作りました。
視力検査だけ済ませておいて、
フレームは、ぺぎ(次女)に相談するつもりが、
親切な店員さんの対応に、その場でお願いしてしまいました。
① 乱視がかなり進んで、近視も入っているということで、
遠く(TVなども)を見るための、外出にも使えるもの。
べっ甲を染めた青いツルは、軽くて優しい掛け心地。
大奮発しましたが、夫も合格点をくれました。
➁ 読書やパソコン・スマホ操作には、こちら。
お値段を聞かれましたが、それは秘密~ (^∇^)
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