こすずめ日記2
食事の記録を書くことからはじめました。 パソコンで書く・描く・教わる日々の覚書・・・
灰色の虹
灰色の虹
貫井 徳郎 : 著
新 潮 社 : 発行

「やってもいない罪を自白する」不思議さ。
『冤罪』・・・のニュースが流れる時に感じます。

それが、この小説で実際に起こりうるかも知れないと、
思えてきます。

犯罪捜査における警察の取り調べは、生易しくはないだろう
事は想像できます。
保身の嘘をたやすく信じることは、悪人や犯罪者を喜ばすだけ。
厳しい詮索も必要でしょう。


     が、普通の人にとって、警察の容赦ない取り調べはきっと怖いでしょう。
     無実でも、罪を認めてしまう一時逃れの気持ちもあるかも知れない。

     それが、
      ◇検察官は、きちんと自分を信じて罪なきことを認めてくれる。
      ◇弁護士は、必ず味方になって無実の証明をしてくれる。
      ◇嘘の証言も、真実が明らかになるだろう・・・の思いもむなしく、状況証拠の「推定有罪確定」。

     親しかった友人や親族も離れていき、
     社会的にも、精神的にも、身体的にも絶望だらけの生き地獄を味わうでしょう。


ハンマー




     ある殺人事件に関わった刑事・検察官・弁護士が、次々殺害される。
     被害者は、「推定有罪」の冤罪に関わった関係者たち。

     犯人は、最後まで無実を主張していた殺人事件容疑者か?
     出所後の彼の行方がわからない。。。。

     ラストがもう一つでした。
     流れから、筋書きは読めてきていました。
     それにしても、何かおさまりが軽いです。



♡

     この主人公が言っています。
     警察は、市民が頼るところ。
     悪いことをしない人を守ってくれるところ。

     それが、何も悪いことをしていない自分を、痛めつけるところになってしまった・・・
     複雑で微妙な問題ですが、
     もし、わが身や近くの人が巻き込まれたら、すぎる。


関連記事
  1. Edit
  2. Permalink
  3. トラックバック:0
  4. コメント:26
この記事のコメント
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. 2013/04/19(Fri) 16:40:18
  2. #
  3. [ 編集]
重いテーマですよね。
昨年読みましたが、少~し思い出しました。
貫井徳郎ミステリーは好きですよ。

事実が歪曲されてしまったり、証人による不確実な証言が採用されたりetc

善良な市民が裁判で犯罪者に仕立て上げられてしまうことは怖ろしいことです。
  1. 2013/04/19(Fri) 18:34:57
  2. URL
  3. スギママ #
  4. [ 編集]
わたしもまさにこすずめさんの最後の一行と同じことを思うことがあります。
本当に怖すぎますよね…

「でも私は悪いことなどしていないから大丈夫」
というのが通じないのが冤罪ですもんね――
警察や検察に対する法律については、ちょっと日本は考えるべきところがありますよね。

ラスト、読めてしまったんですか(≧m≦)

おさまりが軽いというのは、肯定的な意味ではありませんよね。
重い問題だけに軽いのは――
  1. 2013/04/19(Fri) 19:45:30
  2. URL
  3. Yuki #
  4. [ 編集]
ほ〜
面白そうな小説ですね。こすずめさんの読んでいるものは私も絶対気に入りそうです。

私の刑事小説お好は、大沢在昌の「新宿鮫」から始まりました。
アウトロー的な刑事が出て来るものは好きですね〜。
紺野敏?の「隠蔽捜査」も面白いです。
キャリアが出て来るもの、好きです。
  1. 2013/04/19(Fri) 22:30:02
  2. URL
  3. yoyo #
  4. [ 編集]
おはっ (^^
 「冤罪」、社会的な問題ですね。
 司法がもう少し、しっかりしていれば、かなり減ると、りーどは思いますが・・・
 でも、完全になくなるのは難しいかもしれませんね。
 それは、全て「人」がかかわることだから。

 もう少し深く突っ込んだ作品であれば、感想もちがっていたかもしれませんね。 (^^
  1. 2013/04/20(Sat) 08:00:22
  2. URL
  3. Thりーど #
  4. [ 編集]
19(Fri) 16:40: の鍵 さん♡
ありがとうございます。
参考になりました。
  1. 2013/04/20(Sat) 08:41:54
  2. URL
  3. こすずめ #
  4. [ 編集]
スギママ さん♡
もう、読まれたのですね。
犯罪を野放しにすることは勿論困ります。

お人好しに犯罪者の言い分を信じるのも問題が大きいですが、善良な人の言葉に耳を貸さないきつい取り調べもまた、問題でしょう。

根底に悪意がないだけに難しいいです。
  1. 2013/04/20(Sat) 08:48:53
  2. URL
  3. こすずめ #
  4. [ 編集]
Yuki さん♡
ラスト、何か安直で物足りないと思うことは、よくあります。
決して否定的には感じませんが、
終わりよければすべてよしも欲しかったと、欲張りです。

冤罪に至る、関わった人々の性格や事情は、とても自然でした。
ありうる^^って、怖くなりました。
  1. 2013/04/20(Sat) 08:52:58
  2. URL
  3. こすずめ #
  4. [ 編集]
yoyo さん♡
本は雑読です。読書傾向似てますか?
それは、嬉しい~

自分で買う以外に、ちょっと後輩のUさんからもたくさんお借りします。
佐々木譲さんのアウトローな刑事ものが好きな人なので、それもかなり読みます。

貫井徳郎・宮部みゆき・東野圭吾・三浦しおん・・・それぞれ、好きです。
  1. 2013/04/20(Sat) 09:17:37
  2. URL
  3. こすずめ #
  4. [ 編集]
冤罪とか新聞やTVの向こう側の事のようですが、
私が以前住んでいたのが
霞ヶ浦から徒歩で10分くらいの所なんです。
日課の皇居のランニングのときに、
厚生省などの各省庁、
東京地検や最高裁の前を必ず通るのですが。。。
冤罪を訴える本人や団体のデモ、
座り込みが毎日のようにありました。
東京地方裁判所の前で日参して拡声器で訴えてる男性もいたなぁー。
あるときなんか、
冤罪関係者と見られる人が最高裁の敷地で
首吊り自殺されてた現場に警察官が集まっている場に
ランニング途中で遭遇したことも(--;)
とにかく、
私たちが認識している以上に
冤罪は多いのだなぁ~と実感しました。
  1. 2013/04/20(Sat) 09:21:04
  2. URL
  3. レイまま☆ #
  4. [ 編集]
Thりーど  さん♡
おはようございます。
少なくとも、この小説では・・・刑事の強い思い込み、検察官の個人的な事情と性格、弁護士のやる気のなさが「冤罪」に繋がります。

決して作り話ではないような、現実感が怖かったです。

推定無罪が原則と言われる法律ですが、
推定有罪で結論付けされたらと思うと、本当に恐ろしいです。
  1. 2013/04/20(Sat) 09:22:23
  2. URL
  3. こすずめ #
  4. [ 編集]
レイまま☆ さん♡
>冤罪を訴える本人や団体のデモ、
 ・・・身近に出会われたのね。私は、TVの向こう側。
 疑われるにはそれなりの事もあったかも知れない・・・と偏見もありましたが、
 本を読むと、切迫感がありました。

日常の事が、とんでもない方向へ向かう可能性が怖くなりました。気をつけようがないかもしれません。
  1. 2013/04/20(Sat) 09:33:02
  2. URL
  3. こすずめ #
  4. [ 編集]
冤罪にされた人が警察の一方的なきつい、容赦ない取り調べに
もうどうなってもいいや。この辛い立場から
逃れたいゆえにイエスと言ってしまう行動。
こんな気持ちになってしまうんでしょうかね。
私にはまだその気持ちがどうしても理解できませんが。
きっと現実は私の思いをはるかに超えた
警察の取り調べが存在しているのでしょうね。


  1. 2013/04/20(Sat) 09:40:49
  2. URL
  3. ごくしげ #
  4. [ 編集]
警察は何かが起こってから出ないと動いてはくれません。
だからストーカー殺人とか起こるんでしょうね。
それでも危険に身をさらして活動されていることも確かなこと。
小銭を拾って交番へ届けた御幼い日、かわりにお財布からおこずかいをくれました。
そんな優しいイメージでいて欲しいなぁ。
しかし被害者にも、ましてや犯罪者にもなりたくない。
やっぱり、あまりご縁の無い存在であって欲しいです。(笑)

しおのお誕生日にコメントをありがとうございました。
過去記事まで読んで下さって嬉しかったです。
  1. 2013/04/20(Sat) 11:30:27
  2. URL
  3. なっつばー #
  4. [ 編集]
こすずめさんはこんな重い本を読んですごい!!
と思います。

最近は本を読まなくなって・・・
私は探偵物が好きでよく読みましたが、
楽~~に読めるものばかりでした。

もしも、自分の身に降りかかると思うと、
恐ろしいですね?

でも、実際には冤罪が多いですね?
  1. 2013/04/20(Sat) 22:26:00
  2. URL
  3. ぶらっくこーひー #
  4. [ 編集]
ごくしげ さん♡
ごくしげさんは、きっと強い方ですね。
私なら・・・きつい言葉や態度には、多分負けます。イエスって言うかあも知れません。

それにしても、作家って取材力と想像力が半端ではないのでしょうね。
  1. 2013/04/20(Sat) 23:14:40
  2. URL
  3. こすずめ #
  4. [ 編集]
なっつばー さん♡
本当にそのとおりです。
>被害者にも、ましてや犯罪者にもなりたくない。
>やっぱり、あまりご縁の無い存在であって欲しいです。(笑)
 …↑ これね。

が、冤罪は警察だけの問題でもなさそうです。
検察や弁護士にも、そして一般の人(たとえば目撃したという人)にもかかわりのあることだと、承知しました。

被害者としてでも、犯罪に関わりたくないと改めて思いました。

  1. 2013/04/20(Sat) 23:22:44
  2. URL
  3. こすずめ #
  4. [ 編集]
ぶらっくこーひー さん♡
テーマは重いのですが、紺としてはエンターテイメントだと思います。
犯人探しの推理小説です。

ぶらっくこーひーさんも、探偵物とかがお好きなんですね。同類です。年齢もね、同じ学年です。

小説は、絵空事で架空の設定の物もありますが、大抵は日常の、普段何気なく通り過ぎてしまうことをテーマに描かれることが多いと思います。

小説として、その世界に浸る事で自分の心に、どう響くか・・・だけ。
冤罪も、これまであまり考えたことがありませんでいたが、これを読んで納得したこともありました。
  1. 2013/04/20(Sat) 23:32:23
  2. URL
  3. こすずめ #
  4. [ 編集]
私はやってもいないこと
すぐに白状しそう(^^ゞ
  1. 2013/04/21(Sun) 06:56:46
  2. URL
  3. babatyama #
  4. [ 編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. 2013/04/21(Sun) 12:48:41
  2. #
  3. [ 編集]
作者の方はフイクション、ノンフィクションを交えながらの物語何でしょうね?
警察官でも、初めから決め付けで、肉体だけでなく
色んな暴言で耐えが痛い物が有るのでしょうね

普通に暮らせる事が幸せなんでしょうね。
  1. 2013/04/21(Sun) 18:17:25
  2. URL
  3. pckago #
  4. [ 編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. 2013/04/21(Sun) 21:06:00
  2. #
  3. [ 編集]
babatyama さん♡
私も意気地なしなので、
きっと認めると思うの。

怖いの苦手、なの。
  1. 2013/04/21(Sun) 21:20:10
  2. URL
  3. こすずめ #
  4. [ 編集]
12:48 の鍵 さん♡
お気遣い頂いて、申し訳ありません。
記事の関係なくてもどうぞご遠慮なく・・・
花の名前は、なかなか覚えられません。ありがとうございました。
  1. 2013/04/21(Sun) 21:22:34
  2. URL
  3. こすずめ #
  4. [ 編集]
pckago さん♡
かなり難しい問題だと思いました。
悪賢い人っていますから。。。実際の犯罪者でも、シラを切りとおす人があるでしょう。
それとの対峙、時には厳しすぎる取り調べも必要な時があるかも知れません。

ただ、平凡で善良で気小さい我々としては、怖すぎます。
  1. 2013/04/21(Sun) 21:27:56
  2. URL
  3. こすずめ #
  4. [ 編集]
21:06 の鍵さん♡
ありましたね、オウムの事件の被害者:河野さんも冤罪でしたね。

警察・検察・裁判所…司法の三権分立、機能がいい加減になっていたら困ります。
  1. 2013/04/21(Sun) 21:32:41
  2. URL
  3. こすずめ #
  4. [ 編集]
コメントの投稿









:

トラックバック
トラックバックURL
http://kosuzume3.blog109.fc2.com/tb.php/1965-1b16b203
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)