こすずめ日記2
食事の記録を書くことからはじめました。 パソコンで書く・描く・教わる日々の覚書・・・
夢幻花
夢幻花
東野圭吾 : 著
PHP研究所 : 発行

題の夢幻花は、黄色い朝顔の別名です。

「黄色いアサガオだけは追いかけるな。」
アサガオに黄色い花はありません。しかし江戸時代には存在したのです。ではなぜ今は存在しないのか。人工的によみがえらせることは不可能なのか。そのように考えていくと,徐々にミステリの香りが立ち上ってきました。
                     (帯の著者の言葉です。)


   主人公の大学院生:蒲生蒼太は、
   3・11で派生した<原発事故>を期に、進路について悩み始めた原子力を勉強する大学院生。



   自然界には存在しない、<黄色い朝顔>や<青い薔薇>・・・
   現在は、人工的に創った青い薔薇はありますね。
   そして、<黄色い朝顔>と<青い薔薇>との違いは、<黄色い朝顔>は江戸時代には存在した事実です。

   その<黄色い朝顔>は、何故なくなってしまったのか?
   絶滅したはずの<黄色い朝顔>が、殺人事件と繋がったのか?


   思いがけない犯人とその動機、そうだったのね。



   ところで、今日:㋇6日は広島に忌まわしい 爆投下の日。
   この時は戦争が原因ですが、先の3:11(東日本大震災)でも子力は大きな被害をもたらしました。

   放射能・原発は、魔物です。
   原子力の研究をしている蒼太が、この物語のエピローグで出した結論、省略しながら少し引用します。

   結論から言うと、続けることにした。一生原発とつきあう・・・と、蒼太。

   仮に、2030年に原発稼働が0になったとしても、
   原発の廃炉と使用済み燃料の保管が解消されるわけではない。

   普通の家なら放置しておけば廃屋になる。が、原発は違う。
   放置しても消えてなくならないもの=負の遺産を引き受けることにした。
   負の遺産から逃げない、負の遺産に向きあう決断をした蒼太。
   
   大変ですが、大切な事実です。



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