こすずめ日記2
食事の記録を書くことからはじめました。 パソコンで書く・描く・教わる日々の覚書・・・
黄昏の百合の骨

実は・・・
夫が、年始早々体調を崩しまして、トホホでした。


優しい(??大いに疑問??)こすずめ・・・静かに読書のお正月・・・
今年の初読みでした。






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恩田 陸  : 著
講談社 : 発行

← 帯にあります。
「自分が死んでも、水野理瀬が半年以上ここに住まない限り家は処分してはならない」
亡き祖母の奇妙な遺言に従い、「魔女の館」と噂される洋館に、理瀬は、やってきた・・・・・・・・と。

空白

  強烈な百合の匂いに包まれた洋館で祖母が転落死した。
 奇妙な遺言に導かれてやってきた高校生の理瀬を迎えたのは、優雅に暮らす美貌の叔母二人。
 因縁に満ちた屋敷で何があったのか。
 「魔女の家」と呼ばれる由来を探るうち、周囲で毒殺や失踪など不吉な事件が起こる。将来への焦
 りを感じながら理瀬は―。              「BOOK」データベース




 留学先のイギリスから、呼び戻された理瀬は、高校2年生。
 急死した祖母の残した不思議な遺言:
   自分が死んでも、水野理瀬が半年以上ここに住まない限り家は処分してはならない
 のために、高台に建つ百合に囲まれた古い洋館に住みはじめました。

  ”白百合荘”とも“魔女の家”とも呼ばれる洋館に住むのは、理瀬とは血縁関係のない叔母姉妹。
  まるで似ていない二人の容姿や生活態度が、面白い。でも、根本の性格は似ているかもしれません。

  登場人物の家族関係が、複雑で判りにくいですが、
  ある日、祖母の一周忌に向けて、血の繋がりはないが兄弟同然に育てられた二人の従兄弟が訪れ・・・


  謎の残る祖母の死と、
  彼女の残したジュピターの正体を巡って、遺産を狙い、
  何を考えての行動か?秘密の思惑を持って、奇妙な行動をとるそれぞれ。


 主人公:理瀬の不可解な言葉が気になります。
 「悪は全ての源なのだ。善など、しょせん悪の上澄みの一部に過ぎない。
  悪を引き立てる、ハンカチの縁の刺繍でしかないのだ。」・・・何回か出て来ました。

 「あっち側」の世界「こっち側」の世界も、よく出てきます。
  恩田さんの作品なので、あの特殊な才能を持った『常野』の人かな?、いや、違いますね。

 『常野』の人たちは、穏やかで知的で、権力への思向を持たず、普通の人々の中に埋もれてひっそりと暮らす優しさと淡い哀しみに満ちた人々の設定~
  この中の「こっち側」の世界は、もっと悪意がありますから。


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―― カバーを外すと、素敵な模様がありました。 ――



   彼をみていると黎二を思い出させるとか、
   許嫁のヨハンとか、突然出て来る名前や過去に違和感がありましたが、
  この物語に至る以前に、いくつかの話があったのです。

  
  それらも読んでみたいと思いますが、
  かえって失望することもありますし、チャンス次第にします。

  そして、この終わりかたから・・・次の話もあるのではないかな?
  続編があると考えれば納得できる、
  面白い内容でした。

  恩田さんに、だんだん惹かれて行ってます。




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