こすずめ日記2
食事の記録を書くことからはじめました。 パソコンで書く・描く・教わる日々の覚書・・・
されど時は過ぎ行く
されど時は過ぎ行く北方謙三 : 著
角川書店 : 出版

病死した戦友の息子・野本精一から金の無心をする電話がかかってきた。私は何も聞かず借金を肩代わりしたが、精一はある男に怯えていた。その男は私もよく知るN市の酒場“ブラディ・ドール”の経営者、川中良一だった。川中は精一を殺すという。川中がそこまで本気になるには、よほどの理由がある。だが、あえて私は精一を守ることにした。戦友の息子という、ただそれだけのために―。戦禍で多くの命を救えぬ過去を持ちながら、街の実力者として君臨してきた自らの人生を嫌悪する久能義正。最愛の人や大切な者を喪失しても、生き続けるしかなかった川中良一。ついにふたりが互いの生き様を賭けてぶつかり合う。生きる者、そして死者の内面にも深く踏み込んだ孤高のハードボイルド大長編。(「BOOK」データベースより)



  初めての著者:北方謙三・・・なのに、何故か周知の人です。
  何故かしら?面影も声も、知っている気がしました。

  この本、気障の固まり!
  小道具から、考えから・生き方のすべてが気障!
  私の好きな世界です。

  
  ある意味、父親を感じました。
  勿論、主人公(久能義正)のような、膨大な金と権力に恵まれた人ではありませんでした。
  では何が?となると・・・何でしょう。。

  底なしの深い孤独を黙って、生きた人でした。
  贅沢三昧から、赤貧に落ちても黙って耐え抜いた人でした。
  普通には知らなくてもいいような、雑学に長けた人でした。
  自分なりの美学を持ち、それを大切に生きた人でした。

  そして・・・
  何より、優しい人でした。
  大好きなのに、申し訳ない思いを抱き続けている私です。

  そんな父に似た『括り』を登場人物と、それを描いた著者に見たような気がします。

  これは、私のおとぎ話かも知れない・・・

  ただ、最後は物足りなかったです。でも、何かシリーズものの流れらしい事で、納得です。



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