こすずめ日記2
食事の記録を書くことからはじめました。 パソコンで書く・描く・教わる日々の覚書・・・
【黄金伝説】 と白蓮たち

連続TV小説≪花子とアン≫、ほとんど毎日見ています。
前にも書きましたが、白蓮の衣装を楽しみにしています。
最近は、花子の妹:かよ の着物も楽しみです。

連子(本名:燁子)のことは、<白蓮れんれん>で少しわかりました。
が、あれには、花子は全く出てこないのがもの足りません。

花子とアン4

蓮子は柳原白蓮(燁子)、夫の嘉納伝助は伊藤伝右衛門が、モデルになっています。
炭鉱夫から筑豊の石炭王の一人にのし上がった伊藤伝右衛門は、
多分、自分の出自や無学・無教養に引け目を持ちながら、


【黄金伝説】(荒俣宏)によりますと、
それでもか、それだけにか・・・燁子(白蓮)を愛し、尽くした。
白蓮好みに作り変えた本宅は、シックな大人の趣味を生かした邸宅だったらしい。(荒俣氏による)
学歴や教養はなかったが、天性の趣味の良さがある。金持ちにありがちな無茶がない。
枯れて淡々としている、とも荒俣氏は言う。



伊藤伝衛門邸1

白蓮の暮らした部屋からは、広がる日本庭園を見渡せ、トイレは水洗だったという。

燁子(連子)が宮崎竜介(ドラマでは宮本龍一)の元に出奔、絶縁状は新聞に掲載され、
「白蓮事件」として世間を騒がせたこの駆け落ち・・・
その大騒動や、経緯がこの本【黄金伝説】には詳しいです。

結局、伝右衛門は
「一時といえども、おれが愛した女だ。今後一切白蓮には手を出すな。話題にするな」と、
人々に命じ、姦通罪に問わなかった。とか。

この潔さと、忍耐力が、伝右衛門を更なる男として完成させた・・・らしい。


********************




黄金伝説荒俣 宏  : 著
集英社文庫 : 発行(荒俣宏コレクション)

明治から大正、昭和にかけての日本の一時代を築いた産業王たち。
荒俣氏が「王」と呼ぶ、偉人・怪傑・怪人達を
産業考古学という視点で荒俣氏が見る。
その栄枯盛衰と、エピソードが興味深く、面白いと同時に著者の豊富な知識に感心しました。
『PLAYBOY日本版』で1988年に連載された読み物を一冊にまとめた本らしい。



 
   じつは、この本のことを記事にすることをずいぶん迷いました。
   もしかして、自慢?と、取られるかもしれない・・・と。
   でも、本当の私は破天荒な親類を恥ずかしい存在と思っていました。
   最近、ちょっと違ってきたかな?

   折しも、白蓮と2度目の結婚相手である石炭王が注目を集めたり、
   富岡製糸場が世界遺産に登録されたり・・・で、紹介したくなりました。




    抜きんでたアイデアやスケールの大きさから、大金持ちになった「王」達ですが、
    庭に琵琶湖を掘ったり富士山を作り芸者を総上げで乱痴気騒ぎするような、絵に書いたような成金ぶりは見られず、
    質素な暮らしの中で新進気鋭の産業を起こし、時代の流れに滅びて行った姿が、
    ありがちな平板な年表とは一味違う、独自の切り口が絶妙です。(荒俣氏)

    残念なのは、資料の写真がモノクロで小さく、見にくい。




    この本を、不思議なご縁で手に入れたのは2年前。
    偶然、ブロ友さんのご縁者さんに私の旧姓を見て・・・
   当時、ルーツを辿りたいと思っていた私が、もしや親類?とお訊ねしたことから、教えられました。

   内容を見てちょっと、びっくり!
   13章の中で、3つの章に知り合いのご先祖が出ていました。
   緑の文字の3つです。


   第1章 サフラン酒王 ・・・ 吉沢仁太郎
   第2章 サトウキビ王 ・・・ 玉置半右衛門
   第3章 稲穂王    ・・・  伊藤文吉 
   第4章 ニシン王   ・・・  江差・むつ 編
   第5章 石炭王①  ・・・  麻生太吉
   第6章 石炭王②  ・・・  伊藤伝右衛門
   第7章 銅山王     ・・・ 広瀬宰平

   第8章 生糸王  ・・・ 原善三郎 原三渓 中居屋重兵衛

三溪園 ○ 世界遺産に登録決定した富岡製糸場。
 三井財閥が経営に苦しんでいたものを立て直した、生糸王・原善三郎。
 日本最大の生糸輸出港:横浜に各地の歴史的建造物を移築し、
 三渓園を造ったのが、養子の原三渓。
 でこの人に繋がる友人がいます。 
 このです。


   第9章 たばこ王 …岩谷松平 村井吉兵衛

天狗煙草 ○
 岩谷松平、実家の先祖です。
 これには書かれていませんが、宣伝王:松平を助けたのは製造を担った
 弟:右衛でした。
 父は、右衛の孫になります。
 実家には<天狗煙草>の由来になったと伝えられる天狗像もありました。



   第10章 鉄道王 ・・・ 雨宮敬次郎 根津嘉一郎
   第11章 映画王 ・・・ 永田雅一

   第12章 遊郭王  ・・・中村編

稲本 ○
 ここには、一度行ってみたかった。
 数年前まで料亭として誰でも行かれる場所でしたのに残念です。
 この本で荒俣氏にいろいろ話しておいでの方は、知り合いのお父上。

 こすずめが旅行を一緒に楽しむ友人の、高校の親友(かな?)
 つまり、友人の友人・・・
 私も一緒に旅をしたり、お茶や買い物も何度かご一緒しています。

   第13章 南海王 ・・・ 宮下重一郎 




  最後に、私にとって救いと思われることがありました。
  ちょっと長いですが、引用します。

  たしかに…略…村井も岩谷の事業もすべて姿を消し、今では<たばこ王>を偲ぶ便もない。
  しかし、岩谷や村井の精神はいまなお受け継がれていると言えるかもしれない。
  たばこ産業は、『ピース』をはじめとするヒットコピーやヒットデザインを多く生み出した。
  また二人がたばこを核にして各種事業に進出したように、現在のたばこ産業もバイオ技術を生かして、様々に
  事業を展開している。
  ・・・略・・・
  民営 → 官営 → 民営 と形を変えても、そこに岩谷や村井の心意気が生きているように思うのはうがち過ぎか?

  といった、一文です。
  いつまでも恥ずかしがらないでいても良いかも知れません。


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