こすずめ日記2
食事の記録を書くことからはじめました。 パソコンで書く・描く・教わる日々の覚書・・・
東京ダモイ

暫くぶりに本の感想です。
何冊か読んだままになっていますので、思い出しながら書かなくっては。。。

東京ダモイ
鏑木 蓮 : 著
講談社 : 出版

第52回江戸川乱歩賞(平成17年)ダブル受賞作品の一つ。
乱歩賞選考委員の鋭い感想に同感もしながらも、
それでも結構好きな物語でした。

戦後のシベリア抑留兵=ソ連軍の俘虜となった旧日本兵=の強制収容所内での過去を、自費出版で句集にしたいという当時二等兵の高津。
高津の希望は“手記を伴った俳句集”という様式。


  だが、
  高津が行方不明となってしまう。
  ≪舞鶴港で、ロシア人女性が殺された≫という新聞記事を見てから。。。

  出版社社員:槙野は、過酷なシベリア強制抑留時代の生々しい様子を描く手記と、そこに挟み込まれた俳句に惹かれる。
  中には、収容所での謎深い殺人事件も書かれてい、俳句仲間の詠んだ句もあった。

  実は、5人の俳句仲間の俳号と彼らの詠み歌には事件にまつわるヒントがあった。
  俳句と俳号を実に有効に使っての謎解きは、素晴らしい~


  登場人物の相関関係は、ちょっとひねりもあって私は好き!
  ・・・ですが、頷きかねる部分があるとすれば、ロシア人女性殺人の動機です。

  詳しく書きだすと長々~になりそうなので省きますが、
  60年前の事件が舞鶴での殺人の動機となるのかなぁ?
  しかも過去はシベリア抑留中の事で、証拠はないままですもの。

  ははは。でもこれが、小説ってものですよね。


  そうそう、
  「ダモイ」はロシア語で「帰還」という意味だそうです。



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