こすずめ日記2
食事の記録を書くことからはじめました。 パソコンで書く・描く・教わる日々の覚書・・・
あの家に暮す四人の女

あの家に暮らす4人の女三 浦 しをん : 著
中央公論新社 : 発行

帯のコピーが面白い。
残念な女たちの現代版『細雪』
謎の老人に活躍としくじり。ストーカー男の闖入。…略…
古びた洋館に住む女四人の日常は、今日も豊かでかしましい。

でも、夢見たっていいじゃない。年取って死ぬまで、気の合う友だちと楽しく暮らしました。そんなおとぎ話があったっていいはずだ。(本文より)





   東京・杉並区内に、150坪の土地と古い洋館がある。
   母親の鶴代は一生困らないが、娘の佐知までもが一生困らぬくらいの貯金はない。そんな牧田家。
   門の脇にはバラックに毛の生えたような小屋があり、山田一郎が住んでいる。
   小屋は守衛小屋とよばれ、山田はこの家の不思議な住人で、世間には説明できない謎の存在。

   そんな家に、ひょんな事情から雪乃と多恵美が居候。。。
   四人の女の暮らしの物語です。

   三浦しをんさん、かなり好きな作家さんです。
   で早速買いました。ワクワク^^しながら。

   ところが、なかなか入り込めない淡々・だらだらと描かれる日常~
   突然出没する善福丸というカラスや、行方不明の佐知の父親の霊の登場は唐突な感じがします。
   そして彼(?)らに、ざっくりと必要なことを説明させてしまう手段は、有りや?
   それ、小説の手法としてはちょっとずるいんじゃないの?が私の感想。

   ただ、現代版『細雪』はなるほどです。
   細雪の4人姉妹、鶴子(長女)・幸子(二女)・雪子(三女)・妙子(四女)になぞらえて。
   鶴代・佐知の親子と谷山雪乃・上野多恵美の名前は、細雪に似ているだけでなく、キャラクターもそっくり。

   おっとりとしながら気位高く、浮世離れした感覚の持ち主、鶴代。
   世間知らずの苦労性な佐知は、刺繍で生計を立てている。
   そそとした外見ながら食べ物は肉食系、そして男っ気なしの雪乃。
   華やかで明るい多恵美は、細雪の妙子同様恋愛に積極的。

   この辺りの設定は良いのに、何かいまひとつ違和感があります。

   褒めているのか貶しているのか、我ながら曖昧ですが、
   読後感は結構いい感じ・・・



関連記事
  1. Edit
  2. Permalink
  3. トラックバック:0
トラックバック
トラックバックURL
http://kosuzume3.blog109.fc2.com/tb.php/2454-1b1ab857
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)