こすずめ日記2
食事の記録を書くことからはじめました。 パソコンで書く・描く・教わる日々の覚書・・・
罪の声・・・その他5冊
罪の声

罪の声塩田武士 : 著
講談社 : 発行

「ラジオ深夜便」の≪著者に聞きたい本の壺≫と言うコーナーがあります。
暫く前に、それを聞いて興味がわきました。
読みたいと思ったのは、あの、グリコ森永事件がテーマだったから。
でも、起きてからはすっかり忘れていました。
お正月のアンコール放送で思い出し、忘れないうちにamazonで手に入れました。


↓うろ覚えの記憶で、著者とインビュー者の会話の一部は
1984年(昭和59年)に関西で起き、未解決事件として知られる、実際にあった有名な事件に巻き込まれてしまった「二人の子供」のその後に焦点を当てたフィクション。
ノンフィクションとはいえ、時代背景は出来るだけ正しく丁寧に拾いました。
だったかな?

この事件と3億円事件は、”小説より奇なり”な印象深い事件です。
脅迫電話に幼い子供の声があったこと、キツネ目の男の似顔絵は多分忘れられないとおもうのですが、その子供が、偶然見つけた録音テープで自分の声に驚くところから物語は始まります。

著者の塩田さんは、構想と取材に15年かけられたそうです。
その間、最も気がかりだったことは、同じ着想で別人が作品を書かれることだったそうです。

フィクションなので、ギン満事件と名前を変えてありました。
内容とは別に、このネーミングが読書の流れを悪くしています。(私だけかも)

著者による犯人像も面白かったし、
そう言えば、とあの頃を思い出す懐かしさも良かったです。
講談社のサイトで、内容がわかります。 ⇒ こちら ⇒ 




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その他、年末から昨日までの1か月余りに読んだ本です。
何かと億劫になってきていて、以前のように読後の記事が書けなくなってきました。

昨年も、相変らずかなりの冊数は読んだのですが実はほとんど覚えていません。
やはり、わずかでも記録に残しておく方がいいかなぁ~と、
装丁写真とBOOKデータベースなどの写し書きなど、簡単に載せておきます。

ツリーハウス
ツリーハウス角田光代 : 著
文芸春秋社 : 発行

内容紹介です。
謎多き祖父の戸籍──祖母の予期せぬ“帰郷”から隠された過去への旅が始まった。満州、そして新宿。熱く胸に迫る翡翠飯店三代記。第22回伊藤整文学賞。
満州から引き揚げてきた祖父と祖母から始まった根無し草一族。新宿のさびれた中華店「翡翠飯店」の三代にわたる物語。
              大人物も大悪人もいない。ただ、流されて生きている。だけどここには日本という国のすべてが書かれている
              大戦、満州引き揚げ、戦後、学生運動、浅間山荘事件、マンガ文化、バブル、コギャル、オウム真理教…
              よくもこれだけこのボリュームに自然に盛り込めたものだ。角田光代はどえらい作家になった。大傑作だ。


角田光代さんは、好きな作家さんです。
読み応え、しっかりありました。
逃げたことを自分でわかっていれば、そう悪いことじゃない。闘うばっかりがえらいんじゃないと言う祖父の言葉、いいなぁ~。


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彷徨い人
彷徨い人天野節子 : 著
幻冬社 : 発行

高級住宅地で起きたひき逃げ事件、そして旅行先で起きた失踪事件。全く別の場所と時間で起きた2つの事件のつながりが、二人の刑事によって明かされる。 なぜ、母親想いの人間が、人を殺めたのかーー。その犯罪の裏に隠された悲痛な犯人の動機とは?(「BOOK」データベースより)

接点が見えない二つの事件・・・高級住宅街でのひき逃げと妻の失踪。
大切な人を守りたいと、願う男。人生をやり直したいと、悔む女。
そんな二人が出会いで、運命の歯車が狂い始めた。
認知症、介護、不倫、殺人が、物語にうまく取り入れられて、読みやすく、そして考えさせられました。

認知症を患っている母親の日記が、大きなキィになっていました。


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1千兆円の身代金
1千兆円の身代金八木圭一 : 著
宝島社 : 発行

内容紹介。
第12回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞2作品のうち1作。本作は、前代未聞の身代金を要求する、史上最凶の誘拐劇です! 若者へ負担を押しつける日本の政治や、財政赤字への不満・不安をブログで訴える平岡ナオト。彼のもとに保育士や大学生らが集まり、ある計画がスタートする。やがて、元首相の孫にあたる小学生が誘拐される事件が発生。犯人「革命係」からの要求は、財政赤字の見直し、もしくは一千兆円の身代金だった! 政府、マスコミ、国を巻き込んだ事件の行方は…

元国会議員の孫が誘拐される。
犯人グループは、現在の日本の借金と同額の身代金を要求してくる。
『このミステリーがすごい!』大賞受賞作品らしいのですが、その価値がよくわかりませんでした。
登場人物の差別化がはっきりしていなくて、個性がわからない事で、すべてがだらだらとメリハリのない小説に感じました。



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マスカレードホテル & マスカレートイブ
マスカレードホテル.イブ
東野圭吾 : 著
集英社文庫 : 発行
【マスカレードホテル】の「BOOK」データベースより
都内で起きた不可解な連続殺人事件。容疑者もターゲットも不明。残された暗号から判明したのは、次の犯行場所が一流ホテル・コルテシア東京ということのみ。若き刑事・新田浩介は、ホテルマンに化けて潜入捜査に就くことを命じられる。彼を教育するのは、女性フロントクラークの山岸尚美。次から次へと怪しげな客たちが訪れる中、二人は真相に辿り着けるのか!?いま幕が開く傑作新シリーズ。


新田は、 連続殺人事件で次の犯行場所として特定されたコルテシア東京に、フロントクラークとして潜入捜査を開始する。
当初はホテルマンに扮することに不満を露わに、ホテルの教育係の尚美とはお互いに行き違うことも多かったが、
接客のプロとしての姿勢を美しく貫く尚美に信頼しはじめ・・・
「正体を悟られずに、ホテルマンとして自然に振る舞う」という役割を完璧にこなせるようになるほどに成長していった。

【イブ】
↑のマスカレードホテルより5年ほど前の時点では、捜査一課に配属されて間もない新人刑事だった新田が、
ホテル・コルテシア東京のフロントクラーク山岸尚美と『マスカレード・ホテル』で二人が出会う前の、大学教授殺人事件の真相を解明する話などがわかりますが、こちらは全く無駄な作品と思います。
東野圭吾さんだから、売れる本でしょうか。

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この記事のコメント
本はその人の知識を高め、考え方の幅を広げます・・
素敵な本に囲まれる素晴らしさを
もっと若い人たちに知ってもらいたいですね
  1. 2017/01/25(Wed) 09:15:40
  2. URL
  3. ぱふぱふ #
  4. [ 編集]
すごいですね!
こすずめさん、こんにちは~~~♪
読書量よりも、本をチョイスされていらっしゃる中身の濃さに、感服いたします!

グリ森事件をモチーフにした報道小説?の体を成しているこの本も、さぞかし読み応え、手応えがあったことでしょう。

ブックレビューも素晴らしいです^^

私は最近は、軽い読み物、文字通り重さもなく、クスッと笑えような読み物を、睡眠前の誘いとしています。(;^_^


  1. 2017/01/25(Wed) 10:19:37
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  3. 窓 #
  4. [ 編集]
💕ぱふぱふさん💕
ぱふぱふさんも、本好きですよね。
好きなことが出来るのは幸せです。

目が痛いなぁ~と思って居たのは、ドライアイだそうで。目薬を貰ってきましたよ。
  1. 2017/01/25(Wed) 21:55:00
  2. URL
  3. こすずめ #
  4. [ 編集]
💕窓さん💕
罪の声、面白かったデス。

窓さんより遥かに歳が上の私・・・
若いころから思うと、サクサク読めるものを選ぶようになりました。

昔は、カズオイシグロとか、大江健三郎・丸谷才一・加賀乙彦など読み流せないものを読んでいました。

最近は、夫のお下がりが多いです。
自分で選ぶときは、著者とタイトル、それに装丁で選びます。
窓さんのお仕事もよう、こっそり知りたいです。
  1. 2017/01/25(Wed) 22:01:59
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  3. こすずめ #
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