こすずめ日記2
食事の記録を書くことからはじめました。 パソコンで書く・描く・教わる日々の覚書・・・
雲上雲下 / 樽とタタン / 福音の少年

図書館の本2冊(雲上雲下・樽とタタン)です。

DSC03579_20180326151018393.jpg    朝井まかて:著     徳間書店:発行

 物語が世界から消える?目を惹く、帯の赤い文字が意味不明なんですが…ハテナ

  章の一 :小さき者たち
  章の二 :勇の者たち
  章の三 :物語の果て、からなっています。
 このフォントがいいな、内容にぴったりだなぁ~と。
 草どん、子狐、山姥、小太郎、乙姫に天女・龍の子などが登場します。


 「とんと昔の、さる昔」・・・草どんが、
 日本に古くからある神話やおとぎ話、昔話を、ゆっくり、ゆったり語る口調…
 子ぎつねの「あい」という物語の先を促す相づちの声…
 実際に聴いている気分になってしまいました。

 こんなふうに物語を子供たちに聞かせたいなぁ~
 知っているようで知らなかった物語の成り行きに、新鮮さもあります。
 著者の文章は、方言も含めて美しい日本語も大好き。

 ”人はなぜ好きになり、嫌いになるのか。他者の幸福を喜び、その一方で不幸も面白いのはねぜか。なぜ人は嫉み、う らやみ、出し抜きたいのか。運、不運はなぜ誰にも等しく訪れてはくれぬのか。なぜ人は尊徳にこだわり、奪い、殺  し、戦いをやめられぬの か……”山姥は、真顔で、私を見上げた。は、文中の一部です。
 妙に気になりました。
 
 いい本でした。




樽とタタン  中島京子:著  新潮社:発行


 忘れかけていた子どもの頃の思い出を、あざやかに甦らせる傑作短篇集。小学校の帰り に毎日行っていた赤い樽のある喫茶店。わたしはそこでお客の老小説家から「タタン」 と名付けられた。「それはほんとう? それとも噓?」常連客の大人たちとの、おかしく てあたたかな会話によってタタンが学んだのは……。心にじんわりと染みる読み心地。 甘酸っぱくほろ苦いお菓子のように幸せの詰まった物語。(内容紹介の引き写しです)



 学校が終わると、赤い樽のある喫茶店で過ごすのが日課の小学生の少女がいました。
 客の老小説家から「タタン」と名付けられた少女が、
 その喫茶店に訪れる人々の物語を描いた9篇から成る連作短編集

 9篇とも淡々と穏やかな雰囲気で、不思議な物語です。
 ありそうで、ない?。
 中島京子さんは、好きな作家さんですが、これはちょっと苦手。



・・・・・・・・・・・
自前の本

福音の少年  あさのあつこ:著  角川書店:発行

 十六歳の永見明帆は、同級生の藍子とつきあっていても冷えた感情を自覚するだけ。
 唯一、彼が心に留める存在は藍子と同じアパートに住む彼女の幼なじみ、柏木陽だっ  た。藍子の様子がおかしい?そう気づいたある日、母親とけんかした陽が突然泊めてく れ、と訪ねてくる。その夜半、陽のアパートが火事で全焼、藍子も焼死体で発見され  る。だが、それは単なる事故ではなかった。真相を探り始めた彼らに近づく、謎の存  在。自分の心の奥底にある負の部分に搦め捕られそうになる、二人の少年。十代という 若さにこそ存在する心の闇を昇華した、著者渾身の問題作(内容紹介の引き写しです)



 主人公の少年(高校生)二人の葛藤がよくわからないし、不気味でした。
 いま小学生の孫も、こんな風になるの?と怖くも感じました。
 この中では彼らの存在が必要ですが、藍子の謎めいた姿=生活=と共に、何か別世界に 感じられてしまいました。

 政治家が殺し屋を使って、高校生を消す!?って…
 余りにも非現実的な結末に、もやもや~


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この記事のコメント
朝井まかてさん、好きな作家さんの1人です
興味あるこの本さっそく予約します^^
予約本、一気に用意が出来てしまう時がありますね
貸出期間中に読むことが出来ない時があります
そんな時は急いで流し読み・・・
せっかく手元に来たのにもったいないと思うことがあります残念!
  1. 2018/03/27(Tue) 09:28:37
  2. URL
  3. nohohon #
  4. [ 編集]
こんにちは。
たいへんな読書量に感服しております。
たぶん、私の十倍以上お読みになっておられるかと。
今まで挙げていただいた作家さん、
読んだのは浅田次郎ぐらいでしょうか(汗

私は歴史書が好きなので古代史から近代史まで、
蔵書はその類のものばかりです。
日本古代史の謎に迫る松本清張の「清張通史」。
その全8巻はスリリングで非常に読み応えがありました。
大体が謎めいた古代に惹かれています^^;
  1. 2018/03/27(Tue) 09:31:08
  2. URL
  3. NANTEI #
  4. [ 編集]
こすずめさんの読書量に敬服するばかりです。
わたしは、もはや読書をするには目が頼りなくなりました。
電車内でも高齢者の方が読んでいらっしゃるのを見かけます。
読後の感想など知識を活かせる場はないのでしょうか。こすずめさんの知識は半端じゃないでしょう?
  1. 2018/03/27(Tue) 10:23:19
  2. URL
  3. ぴーこ #
  4. [ 編集]
💕nohohonさん💕
朝井まかてさんの美しい世界、
これまでの者とは少しちがう世界ですが、不思議な魅力のある本です。
nohohonさんも、多分お好きじゃないかと…

図書館尾予約本は、なかなか回ってきません。
6冊しか予約できないので、自前のものを読むことになっています。

お隣さんと夫の名前を借りようと思っています。
  1. 2018/03/27(Tue) 12:32:28
  2. URL
  3. こすずめ #
  4. [ 編集]
💕NANTEIさん💕
こんにちは。
いつも申し上げるのですが、私は読み捨てなんです。
NANTEIさんの様に、じっくり読みこむことはないのです。(恥)

「清張通史」「昭和史発掘」挫折して、本棚から姿を消しました(トホホ)
歴史の流れ、どうしても通り過ぎて…情けないです。
  1. 2018/03/27(Tue) 12:43:09
  2. URL
  3. こすずめ #
  4. [ 編集]
💕ぴーこさん💕
雑読なだけです。
知識は、乏しいです。物知らずなんです。

『目』では、苦労しています。
本好きで、目の良くない友人たちとお互い呆れながら、
それでも読むのよね~と(アハ)
  1. 2018/03/27(Tue) 12:46:16
  2. URL
  3. こすずめ #
  4. [ 編集]
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