こすずめ日記2
食事の記録を書くことからはじめました。 パソコンで書く・描く・教わる日々の覚書・・・
 田園発 港行き自転車 / 悲体 
田園発港行き自転車下宮本 輝:著 集英社文庫:発行

15年前の夏の終わりに、
絵本作家「かがわまほ」の父:カワワサイクル社長賀川直樹が、富山滑川駅改札口で急死した。
宮崎でゴルフをすると出かけたはずの直樹。
どこからか・・・?、駅までは自転車で来たらしい。

むかし、
ゴッホの『星月夜』の模写を繰り返す真帆に、同じ景色が見られるところがある、と教えた父。

アイモト……。と濁した父の言葉は、愛本橋を指したのではなかったか?
15年経って、真帆が気付いたこの疑問から、ミステリアスな旅が始まります。
かなり複雑な人間関係に時々混乱しながらも、
そのすべての人々が魅力的で、ぐんぐん読み進んでしまいます。

人だけでなく、京都や富山のありさまは、行ってみたくなってしまいます。
特に京都は、少し知っているだけに想像力も呼び覚まされて、お店など探してみたくなります。

タイトルにあるように、この本での主役は自転車かも知れません。
初めて知る自転車の名前にも興味が湧いて、画像を探してみました。

田園発自転車

こんな自転車に乗ったのね~。


絵本作家としての、かがわまほ。
絵だけで文字のない絵本、見てみたいなぁ~

そして、愛本橋からの夜空も見てみたい。ゴッホの「星月夜」に出会えるのなら。

ほのぼの、気持ちのほぐれる本でした。



・・・・・・・・


悲体   連城三紀彦:著 幻戯書房:発行

内容紹介、引き写しです。
ミステリと私小説的メタフィクションを融合させた、著者晩年の問題作にして最大の実験長篇
没5年初の書籍化。

この著者の名を、久し振りに新聞で見て図書館にリクエストしました。

実験長編って、何だろう?
突然、突然韓国に旅立った主人公を謎の女性…ミステリーっぽいです。
が、小説の中に挿入される著者の過去のエッセイが、不思議な世界を作り出します。

そして、主人公は著者本人らしい。
まことに不思議な読後感でした。


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この記事のコメント
最近ミステリアスなもの読んでいませんでした
知っている地名などが出てくると
想像がより広がりますね。

「最大の実験長篇」とは興味津々です^^




  1. 2018/08/28(Tue) 09:03:42
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  3. nohohon #
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💕nohohonさん💕
そういえば、私も久し振りでした。
ミステリーではなく、謎を追う・・・
宮本輝さんは、大昔に”河三部作”を読んだ記憶がありますが、ほとんど覚えていません。

蛍川の蛍の群舞が見たいと思ったことが一番記憶にありますが。

連城三紀彦は、直木賞の’恋文の印象が強いです。その後は、白夜を読んだ以外覚えていません。忘れっぽいです。
  1. 2018/08/28(Tue) 15:03:15
  2. URL
  3. こすずめ #
  4. [ 編集]
こんばんは。
たいへんご無沙汰しておりました。
八月に入ってから、全てにやる気を失くしてしまい、
ブログもこれで終わりにしようかと思っていました。

止めたら止めたで、もっと手持ち無沙汰になり、
最悪、うつ病か認知症でも患いそうなので(苦笑)、

ぼちぼちとブログ復帰しようと思います。
しかし、こすずめさんのように、
日々沢山の書物に親しむことが出来たら、
ブログネタに悩むこともないのに・・・

やはり本は読むべきですね!

そういえば「丸栄」もとうとう閉店とか。
名古屋も6年行ってません。
来年は名古屋城の御殿を拝見がてら、
古い友人たちと旨い酒を飲みたいと思っています。
  1. 2018/08/30(Thu) 20:25:40
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  3. NANTEI #
  4. [ 編集]
💕NANTEIさん💕
お久しぶりです。
暑さに負けそうなこの夏、ようやく空の高さに希望を抱いています。

私も、日増しに気力が衰えてきています。
ブログ、正直な所億劫にも・・・

ただ、考えたり纏めたりということをしなくなると、
>止めたら止めたで、もっと手持ち無沙汰になり、
>最悪、うつ病か認知症でも患いそうなので
の、お気持ちと同じで、よろよろと続けています。

本を読むのは好きですが、それを纏めるのは読む以上に時間がかかるので、つい後回しに。

名古屋のご友人たち、お楽しみでしょうね。
NANTEIさんのご友人たち、面白い話題に大きな花が挿すでしょうね。
  1. 2018/08/31(Fri) 12:24:24
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  3. こすずめ #
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