こすずめ日記2
食事の記録を書くことからはじめました。 パソコンで書く・描く・教わる日々の覚書・・・
銀河食堂の夜 / ののはな通信 / 愛なき世界 他2冊
銀河食堂の夜  さだまさし:著  幻冬舎:発行

四つ木銀座にある風変わりな飲み屋「銀河食堂」。
そこに集う常連客が語る物語でした。

ひとり静かに亡くなっていたお婆さんは、昭和の大スターだった…『初恋心中』
2000枚のSPレコードから探し当てた「兄が最後に聴いた曲」は…『ぴい』
ガリガリ婆だからガリバー…『七年目のガリバー』
軽金属と弁護士さんとデイケアスタッフのいろいろ…『無器用な男』
見てるだけで酒がまずくなるようなバカップルと常連のOL恵子…『ちいさな幸せ』。
謎めいたマスターはと髭の指揮者の間には…『セロ弾きの豪酒』


ちょいと笑って、ちょいとホロリとしてもらおうという人情話です。
「小説幻冬」に隔月連載した連作短編を手直しして合本しました。
物語の舞台回しは、一体何ヤツか分からないが、どうやら落語家のようです。は、著者の言葉です。


こんなサイトを発見しました。中身、チラ読み如何でしょう。



ののはな通信   三浦しをん/著 角川書店:発行

綺麗な装丁。タイトルもいいな、こんなのも好き。

【のの】は、リンゴ飴に似ている…
固くてかじりにくく、きれいで透きとおった皮膜の内側に、太陽みたいに赤い球体があるところが、とはなは思う。
【はな】は、ふわふわした綿あめのように見えるが、確かな芯を持つ。
割り箸の芯、とののは思う。
その二人の間に交わされる手紙とメールだけで終始する一冊。

KADOKAWAのHPから。
ののとはな。女子高に通う少女たちは、初めての恋に落ちる。激しく、純粋すぎるがゆえに、その恋は一度終わりを告げるが、2人の中でその思いは根を張り続ける──。授業中に回したメモ、ハガキ、手紙、そしてメール。およそ30年にわたる2人のやりとりで紡がれる恋を超えた愛の物語。三浦さんが書きたかったという、危機の中にある「希望」とは?

第一章、高校生時代の往復書簡は、同じようにミッションスクール育ちの身に不快でした。
好きだった著者がわからなくなりました。
それが…4章になって、大人の書簡に変化します。
最終章:4章では、大使夫人となったはながアフリカの架空の国に暮らす様子が描かれます。
サダム・フセインによるイラン・イラク戦争当時を思い出してしまいました。

ここで、著者の本領に出会えて、やはり好きな作家さん!良かった。




愛なき世界  三浦しをん/著 中央公論新社


植物研究に関しての専門用語などは難しく、興味も持てなかった。
この著者にしては、好みではなかった一冊。

恋のライバルが、人類だとは限らない――!? 洋食屋の見習い・藤丸陽太は、植物学研究者をめざす本村紗英に恋をした。しかし本村は、三度の飯よりシロイヌナズナ(葉っぱ)の研究が好き。見た目が殺し屋のような教授、イモに惚れ込む老教授、サボテンを巨大化させる後輩男子など、愛おしい変わり者たちと地道な研究に情熱を燃やす日々……人生のすべてを植物に捧げる本村に、藤丸は恋の光合成を起こせるのか!? 道端の草も人間も、必死に生きている。世界の隅っこが輝きだす傑作長篇。
―― 内容紹介から ――



矢上教授の「十二支考」  森谷明子:著 祥伝社:発行

「ネズミの靴も忘れないで持って来てよ」と聞いてしまった主人公:御牧咲
 ミステリ好きの、研究室の矢上教授にそれを知らせたことから始まる物語。

教授然とした風貌を持つ非常勤講師・矢上〈教授〉は、理系学部で日本古典文学を教える変わり種にして、筋金入りのミステリ愛好家。その教え子の女子大生・御牧咲は、〈教授〉から出された夏休みのレポートの課題にこぶし野町を選んだ。この町は、十二支にちなむ神々に各方角を守られているのに、なぜか「丑」の方角だけ神社がない。そしてなぜか、南方熊楠の民俗学随筆集『十二支考』にも「丑」の章だけがないのだ。何か理由があるのか? 勇躍フィールドワークに出た咲は、降り立ったこぶし野駅で、さっそく〝ネズミ〟に纏わる不思議な会話を耳にするが…… (内容紹介の一部分)

もう少しワクワクできるかと期待した謎解きミステリーでしたが、
期待外れ。(ノ_<)




歪んだ波紋  塩田武士:著 講談社:発行

「BOOK」データベースから、↓
「誤報」にまつわる5つの物語。新聞、テレビ、週刊誌、ネットメディア―昭和が終わり、平成も終わる。気づけば私たちは、リアルもフェイクも混じった膨大な情報に囲まれていた。その混沌につけ込み、真実を歪ませて「革命」を企む“わるいやつら”が、この国で蠢いている。松本清張は「戦争」を背負って昭和を描いた。塩田武士は「情報」を背負い、平成と未来を描く。全日本人必読。背筋も凍る世界が見えてくる。

マスメディアによる”フェイクニュース”と”メイクニュース”。
こんな風にして作られ、真実らしく報道される危険性。

実際にあるらしい。とても、怖い話です。

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この記事のコメント
『ののはな通信』は今予約中なのですが
もう少し時間が掛かりそうです。

『矢上教授の十二支考』はタイトルと
南方熊楠の名に惹かれて読みましたが
同じく期待外れでした。

暫く本を読んでいませんが本を選ぶのに
チラ読みがあるのはありがたいですね^^
  1. 2018/11/12(Mon) 18:46:53
  2. URL
  3. nohohon #
  4. [ 編集]
💕nohohonさん💕
『矢上教授の十二支考』、ちょっとつまらなかったですね。
『ののはな通信』、乾燥が伺いたいと思っています。よろしくお願いいたします。

この中では『銀河食堂…』が一番心地よく読めました。さだまさしさん、好きなので。
  1. 2018/11/12(Mon) 19:22:38
  2. URL
  3. こすずめ #
  4. [ 編集]
こんばんは。
最近の学説、その一つに文学を読むこと・・・
それが長寿の秘訣とい言います。
ここ何年かろくに本を読まない私は、
ここまで生きてきたのが不思議かも知れませんね。
さらには、運動もせず毎日の晩酌。
こうなるともう悪運としかいえないです(笑

わたし、多分こすずめさんの1000分の1以下でしょう。
これまで読んだ本は・・・。

一つに極端な遠視ということもあるかな・・・?
文庫本の文字を見ていると、
頭がずきんずきんすることがあります。
こすずめさんは、目が健康なんでしょうね^^
  1. 2018/11/12(Mon) 22:58:54
  2. URL
  3. NANTEI #
  4. [ 編集]
💕NANTEIさん💕
読書と健康寿命の因果関係…先日TVで見ました。
私ね、長生きはしたいと思いません。
ただ、もし長生きするなら、健康で自分のことは自分で出来る暮しがいいなと。

目は・・・本当は性が良くないと言われています。先日も”目の風邪”になりました。
あの、白目が真っ赤になって、自分ではなんともないのに人様には見苦しいアレです。

ついでに…同じペースで本を読む隣人は、緑内障罹病中です。それでも、読んでしまうのは何なんだろう~とお互いに言い合っています。
  1. 2018/11/13(Tue) 10:33:59
  2. URL
  3. こすずめ #
  4. [ 編集]
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