こすずめ日記2
食事の記録を書くことからはじめました。 パソコンで書く・描く・教わる日々の覚書・・・
雪の階 / 壷中の回廊 / 吉原十二月 / 尾根を渡る風 (駐在刑事)
 
雪の階    奥泉光:著 中央公論新社:発行

懐かしい”昭和時代の小説”に出会いました。三島由紀夫が、浮かんでは消えました。
かなりなページ数ですが、読みごたえがありました。
昭和初期の「時代」の貴族の優雅さと国政の不穏さに、庶民の自意識の確立など、
映画にならないかな。

内容紹介です。↓
昭和十年、秋。笹宮惟重伯爵を父に持ち、女子学習院高等科に通う惟佐子は、親友・宇田川寿子の心中事件に疑問を抱く。冨士の樹海で陸軍士官・久慈とともに遺体となって発見されたのだが、「できるだけはやく電話をしますね」という寿子の手による仙台消印の葉書が届いたのだ――。
富士で発見された寿子が、なぜ、仙台から葉書を出せたのか? この心中事件の謎を軸に、ドイツ人ピアニスト、探偵役を務める惟佐子の「おあいてさん」だった女カメラマンと新聞記者、軍人である惟佐子の兄・惟秀ら多彩な人物が登場し、物語のラスト、二・二六事件へと繋がっていく――。






壷中の回廊  松井今朝子:著 集英社:発行

芸が達者なだけでは、梨園の御曹司と肩を並べることはできない。らしい、、、
歌舞伎界のしきたり・特殊な用語や劇場内の様子などで、興味が尽きません。
以前も書いたかもしれませんが、昔の御園座建築に携わった父は詳しかっただろうなぁ~
と、懐かしい。

作中で演目になった忠臣蔵が、観たくなりました。
これまでとは違う目で見られるかもしれません。


内容紹介です。↓
昭和五年。歌舞伎の大劇場・木挽座に「掌中の珠を砕く」と脅迫状が届き、人気役者が舞台中に殺される。江戸歌舞伎最後の大作者、桜木治助の末裔・治郎が謎解きに挑む長編バックステージ・ミステリー!






吉原十二月  松井今朝子:著 幻冬舎:発行

内容紹介です。↓
大籬・舞鶴屋に売られてきた、容貌も気性もまったく違う、ふたりの少女。幼い頃から互いを意識し、妓楼を二分するほど激しく競り合いながら成長していく。多くの者が病に斃れ、あるいは自害、心中する廓。生きて出ることさえ難しいと言われる苦界で大輪の花を咲かせ、幸せを掴むのはどちらか。四季風俗を織り込んだ、絢爛たる吉原絵巻!

大籬:四代目舞鶴屋庄右衛門の「昔語り」で、吉原の12か月が綴られます。
性格の全く違う、二人の花魁…
おっとりしているが芯の強い「小夜衣」と、才覚があって気の強い「胡蝶」。
庄右衛門によって、幼いころから一緒に花魁に仕上げられた、
二人の意地の張り合いや互いを思う心など、見事な語り口。
やはり、好きな著者です。




 

尾根を渡る風   笹本稜平:著 講談社:発行

穏やかで読みやすい本でした。
図書館の本がなかなか回ってこないので、夫の買ったものを読みました。
舞台の奥多摩に、行ってみたくなっています。

     帯、引き写しです。↓           
警視庁捜査一課の敏腕刑事だった江波淳史(えなみあつし)は、
取り調べ中に容疑者が自殺したことで青梅警察署水根(みずね)駐在所所長へと左遷された。
亡くなった女性への自責の念から、江波が望んだ異動でもあった。
駐在所の仕事と暮らしにも馴れ、山歩きを趣味とする江波は徐々に自らを取り戻していく。
ある日、御前山(ごぜんやま)でペットの犬がいなくなったという連絡があり、
山に入った江波の見つけたトラバサミが山梨で起きた殺人事件とつながっていく――。

帯に寺島進さんの駐在さんがありますが、確かにドラマで見た記憶がよみがえりました。


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この記事のコメント
こんばんは。
しばらくのご無沙汰でした。

読書三昧、芸術三昧・・・そして素敵なお仲間とのお食事、
いつもながらの上質な日々、嬉しく拝読しました。

私はというと、まことに不毛な2月を送っておりました。
思考が停止したような幾日か・・・。
どこも出かけず、絵も描かず俳句も詠まず、
ただただぼんやりと暮していました。
ときどきこういう精神状態になることがあります。

いい齢して(苦笑)

そろそろ「南亭」に戻らないと、
このままブログを放置してしまいそうで、
来週あたりから暖簾を上げたいと思っています。

その節は、また時々のご贔屓をよろしくお願いします。
  1. 2019/02/16(Sat) 23:34:11
  2. URL
  3. NANTEI #
  4. [ 編集]
💕NANTEIさん💕
思考停止、ありますね。私なんかしょっちゅうです。

>来週あたりから暖簾を上げたいと思っています。
嬉しいです。
楽しみにしています。ただ、ご無理はなさらないでくださいね。
それにしても、NANNTEIさんファンの多さにビックリしています。

  1. 2019/02/18(Mon) 10:54:25
  2. URL
  3. こすずめ #
  4. [ 編集]
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