こすずめ日記2
食事の記録を書くことからはじめました。 パソコンで書く・描く・教わる日々の覚書・・・
罪の轍 / インドクリスタル / 落日 / 連鶴 / 菊花の仇討ち、など12冊
罪の轍他

◇ 罪の轍 奥田英明:著 新潮社:発行  ★★★
  昭和に生まれ、昭和を生きてきた身には、懐かしさも感じる内容でした。
   東京オリンピックの前年の「吉展ちゃん誘拐事件」が骨です。
  ●初めてマスコミとの 報道協定が結ばれたこの事件。
  ●家庭用の黒電話の普及率も低く、公衆電話のほとんどが赤電話、ピンク電話が珍しい当時。
  ●まだ、身代金を要求する電話の逆探知が出来なかった
  ●米屋でプラッシーを飲む。
  ●犯人の声をソノシートで、聞き込みをする。
  …などなど、昭和の泥臭い雰囲気が醸し出されて、長い小説ですが一気読み。
  事実が下敷きなので、結末になごめないのですが好きな作品です。
 
 

◇ 落日 湊かなえ:著 角川春樹事務所:発行  ★★☆
  章が小刻みに変わり、その度に誰の話?と瞬時考えなくてはなりませんでした。
  やはり、一癖ある著者でした。良いのかそうでもないのか?微妙な作品。

  内容紹介、引き写しです。
  新人脚本家の甲斐千尋は、新進気鋭の映画監督長谷部香から、新作の相談を受けた。
  『笹塚町一家殺害事件』引きこもりの男性が高校生の妹を自宅で刺殺後、放火して両親も死に至らしめた。
  15年前に起きた、判決も確定しているこの事件を手がけたいという。
  笹塚町は千尋の生まれ故郷だった。この事件を、香は何故撮りたいのか。千尋はどう向き合うのか。“真実”とは、   “救い”とは、そして、“表現する”ということは。絶望の深淵を見た人々の祈りと再生の物語。

◇ 介護の後ろから「がん」が来た! 篠田節子:著 集英社:発行 ★★☆
  認知症の母に付き合って20余年。ようやく母が施設へ入所し、一息つけると思いきや――
  今度は自分が乳がんに!? 
  介護と執筆の間に、治療法リサーチに病院選び……落ち込んでいる暇なんてない!(帯から)

  幸いなことに、私が癌と真剣に向き合う状態ではないからでしょうが、
  乳がんに関する話は普通にさらりと読み流してしまいました。
  お母さまの介護の部分は、身につまされてとても参考になりました。
  自分や夫の遠からぬ将来を考えて、ね。

  ざっくり、無謀な結論をいえば、
  病院も介護も、その様相は個人によってあまりにも千差万別。

  全く臭気なく、家庭的な環境と親密な入居者とスタッフの施設より、
  糞便と消毒薬の臭気漂うデイルールの施設に安心する著者のお母上。
  ヒトとは全く違う知覚感覚によって、ヒトとは異なる生物なのかもしれない。
  そんな風に著者は考えられたようです。そうなんだぁ~
 
  ここで、篠田節子さんへの感じ方が変わりました。
  知的で緊張感のある近寄りかたいイメージから、
  元気で切り替えの早い、野生と好奇心いっぱいの友好的なおばさん。。。って。


◇ インドクリスタル 篠田節子:著 角川書店:発行 ★★☆
  スケールの大きい、パノラマ思考の物語。
  深く理解できないまま読み流した部分も多くあります。(その分を☆に。)
  このような物語を書ける人、尊敬します。現地に何回行かれ、馴染まれたのか…凄いな。
  
  内容紹介の引き写しです。
  人工水晶の製造開発会社の社長・藤岡は、惑星探査機用の人工水晶の核となるマザークリスタルを求め、インドの寒  村に赴く。宿泊先で使用人兼売春婦として働いていた謎めいた少女ロサとの出会いを機に、インドの闇の奥へと足を  踏み入れてゆく。
  商業倫理や契約概念のない部族相手のビジネスに悪戦苦闘しながら直面するのは、貧富の格差、男尊女卑、中央と地  方の隔たり、資本と搾取の構造―まさに世界の縮図というべき過酷な現実だった。
  そして採掘に関わる人々に次々と災いが起こり始める。
  果たしてこれは現地民の言う通り、森の神の祟りなのか?古き因習と最先端ビジネスの狭間でうごめく巨大国家を、  綿密な取材と圧倒的筆力で描きだした社会派エンタメ大作。構想10年、怒涛の1250枚!


遺譜


◇ 遺譜 浅見光彦最後の事件 (上・下)内田康夫:著 KADOKAWA:発行 ★★☆
 
 楽譜に残された謎を解く話、そして、光彦は大きな人生の岐路へ向かうかな?
 日本の、軽井沢、丹波篠山、神戸と、ドイツ、オーストリア、そしてキーワードは登戸。
 私にとって馴染ある軽井沢と神戸、知っている光景が浮かび、
 ミュンヘン・ザルツブルグ・ベルヒステガーデン・ハルシュタット湖・トプリッツ湖・バートアウ スゼーなど未知の  場所は、若かったら是非とも訪れてみたいと思いました。

 浅見光彦は本人が知らない間に企画された34歳の誕生日パーティに際し、ドイツ出身の美人バイオリニストに頼まれ ともに丹波篠山へ赴く。祖母が託した「遺譜」はどこにあるのか――!?
 史上最大スケールの難事件!(内容紹介から)

 稲城市の飛び地や府中本町から先の武蔵野線、明治大学生田キャンパスなど、へぇぇ!

◇ その峰の彼方  笹本稜平:著 文芸春秋:発行 ★★☆
  内容(「BOOK」データベースより)
  孤高のクライマー・津田悟は厳寒のマッキンリーに単身挑み、消息を絶った。
  捜索隊に加わった親友・吉沢は、愛する家族を残しての無謀な挑戦を知り、悟のある言葉を思い出していた。
  「あっちの世界に引きずり込まれそうになる」―やがて捜索隊は、悟の生の痕跡に接し、驚愕する。悟は生還できる  のか?そしてその生命の、魂の行方は?

◇ 菊花の仇討ち  梶よう子:著  文芸春秋:発行 ★★☆
  変化朝顔の栽培が生きがいの同心・中根興三郎は、菊作りで糊口をしのぐ御家人・中江惣三郎と知り合う。だが帰り  路、興三郎は中江と間違えられて、謎の侍たちに襲われかける。
  じつは中江は金のために菊を使って悪事を重ね、恨みを買っていたという。
  興三郎は憤りつつ、中江のしていることに疑問を抱く……。(内容紹介そのまま)

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     主人公が作りたいと願っていたのは黄色い朝顔。
  江戸時代、実際に会ったそうです。夢幻花とも呼ばれたとか。今は見ませんね。


◇ 傑作はまだ 瀬尾まいこ:著 ソニー・ミュージックエンタテイメント:発行  ★★☆
 (「BOOK」データベースより)
 「実の父親に言うのはおかしいけど、やっぱりはじめましてで、いいんだよね?」そこそこ売れている引きこもりの作  家・加賀野の元へ、生まれてから一度も会ったことのない25歳の息子・智が突然訪ねてきた。月十万円の養育費を  振込むと、息子の写真が一枚届く。
  それが唯一の関わりだった二人。真意を測りかね戸惑う加賀野だが「しばらく住ませて」と言う智に押し切られ、初  対面の息子と同居生活を送ることに―。
  孤独に慣れ切った世間知らずな父と、近所付き合いも完璧にこなす健やかすぎる息子、血のつながりしかない二人は  家族になれるのか?その「答え」を知るとき、温かく優しい涙が溢れ出す。
  笑って泣ける父と子の再生の物語

  瀬尾まいこさんの本は、初めてでした。
  著書の≪そして、バトンは渡された≫ を読んでみようと図書館んでの順番待ち中。
  なんと、今年の5月18日に申し込んでいて、まだまだ557人目。今年中は無理ですね。 

 
最悪の将軍


◇ 最悪の将軍 浅井まかて:著 集英社:発行  ★☆☆
  内容紹介です。
  生類憐れみの令で知られる江戸幕府の五代将軍・徳川綱吉は、旧来の慣習を改め、文治政治を強力に推し進めて日本  の礎を築いた。だが、その評価は大きく分かれている。加えてその治世は赤穂浪士討ち入りや富士山噴火など、数々  の難事が生じた。綱吉は暗君か、それとも名君 だったのか。
  今も世間に誤解される将軍の、孤高かつ劇的な生涯を、綱吉とその妻・信子の視点で直木賞作家が描ききった傑作歴  史長編。


◇ 名残の花 澤田瞳子:著 新潮社:発行

  天保の改革ののち、長年幽閉されていた鳥居胖庵が戻ると江戸はなくなっていた。
  軽薄な「東京」に憤然とする胖庵は困窮に喘ぐ見習い能役者と知り合う。
  立場も年齢も違う二人が心を通わせる中で遭遇する、やるせない市井の事件の数々。
  転変の世を生き抜く者の意地と哀歓を描く本格派時代小説。
  明治五年、東京。居場所をなくした二人が向かうべき道とは? (「BOOK」データベースより)

◇ 連鶴   梶よう子:著  祥伝社:発行 ★★☆

連鶴

  一枚の紙から二羽から百羽近くまで、四十九通りもの折り方がある繋がった千羽鶴“連鶴”。

  桑名藩に伝わるその折り鶴は女子の遊びではなかった。大政奉還から王政復古へと向かう幕末の動乱の中、親藩・桑  名藩士として最後まで生きる道を選んだ速見丈太郎は、商家の婿養子となり 「藩を捨ててくれ」と言い残して消え  た弟・栄之助に思いを込めて、久方ぶりに連鶴を折った。信じる道が異なろうとも、我らは兄と弟なのだと―。

  親藩・桑名藩士として身命を賭す兄と商家の婿養子となった弟。 

  幕末維新の激動は、二人に何を問い、いかなる明日を見せるのか?気鋭の女流作家が初めて幕末維新に挑んだ感涙必  至の野心作(「BOOK」データベースより)


◇ 華の人 伊藤緋紗子:著 小学館:発行 ★☆☆ 
  内容紹介のまま。
  有田焼の名門窯に嫁いだモダンガール・敏子の物語
  旭川の実業家の家に生まれ、東京の女学校で学ぶ敏子。
  恋に落ちた相手はパリ万博で金賞の栄誉に輝いた名門窯・深川製磁の2代目だった。女学生の身で妊娠。
  そして21歳で有田の深川家に。自由奔放な生き方を愛する彼女と激動の時代ゆえの試練。
  薔薇のように華麗に生きた彼女の31年の生涯を感動的に綴った小説。
  人気エッセイスト伊藤緋紗子氏が執筆した初の小説作品。
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この記事のコメント
吉伸ちゃん事件は覚えてます。
光陰矢のごとしでどんどん過ぎ去って行きます。

これから夜が長い季節。
本を読んで夜を過ごすのも良いですね。
  1. 2019/12/09(Mon) 18:01:39
  2. URL
  3. 太巻きおばば #
  4. [ 編集]
💕太巻きおばばさん💕
今晩は。
本は好きなのです。
手元にあれば、いつでも、少しの時間でも読めますから。
無精者の私には良い相棒です。
そして、ミーハーには、いろんな世界を見せてくれるのが楽しみでもあります。

なので、乱読です。
  1. 2019/12/09(Mon) 21:03:12
  2. URL
  3. こすずめ #
  4. [ 編集]
たくさんの本のご紹介ありがとうございます。
最近は目が・・・今日も眼科予約です
本が好きなのに残念!
それでも何冊か予約していますが
『そして、バトンは渡された』予約66番でした。
  1. 2019/12/10(Tue) 08:57:21
  2. URL
  3. nohohon #
  4. [ 編集]
💕nohohonさん💕
眼科はいかがでしたか?
身体は、どこが悪くても色々不調が起こりますね。
目も影響が多くて、ご無理は禁物ですね。

お好きなのに読めないのも、ちょっと寂しいですね。くれぐれも、お大切に。

『そしてバトン…』人気なんですね。
でも、私よりは早そうですね。
感想、お聞かせくださいね。
  1. 2019/12/10(Tue) 16:33:55
  2. URL
  3. こすずめ #
  4. [ 編集]
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