こすずめ日記2
食事の記録を書くことからはじめました。 パソコンで書く・描く・教わる日々の覚書・・・
雲を紡ぐ/流人道中記/よその島/晴れの日の散歩/できない相談/あなたは誰かの大切な人/〈あの絵〉の前で
 
雲を紡ぐ 伊吹有喜:著 文芸春秋社:発行 ★★★
 

  最近、一番良かったと感じた本でした。
  いじめが原因で不登校になってしまった美緒が、イーハトーブに住む「光を染め、風を織る」   ホームスパン職人の祖父のもとへ家出する。

  深く優しいおじいちゃんの言葉の一つひとつが心にしみます。

  💛大事なもののための我慢は自分を磨く。ただ、つらいだけの我慢は命が削られていくだけ  だ。
  💛人は苦しむために生まれてくるんじゃない。遊びをせんとや生まれけむ……楽しむために生  まれてくるはずだ。
  初めて糸を紡いだ時の、💛『切れたって、つながる』右と左の糸を握手させて、よりをかけれ  ば必ずつながるって。
  ホームスパンの魅力と色々な人達との出会いが、美緒と家族が自分を見つめ、新たな道を見出し て…

  この、工房で織られたホームスパンが欲しい。
  と、思い出したのが、今も冬になると愛用しているマント型のコート。(20年近く前のもの)
  羊毛を洗って染めて糸にして織るのがホームスパンなので、そこまでは不明な手織りのコート。
  それを織られた方のところを久しぶりに訪ねてみようかな。

  写真がありましたが、色がかなり違っています。
  これです。和・洋両方で使っています。手織り  







流人道中記2 浅田次郎:著 中央公論新社:発行★★★ 
  

  浅田次郎さん、好きな作家さんです。これも、とても面白く読みました。
  エンターテイメント性で、コロナ鬱が逃げだしました。
  それにしても、この方の頭の中を覗きたい。

  帯、引き写しです。
  (上)
  万延元年(一八六〇年)。姦通の罪を犯したという旗本・青山玄蕃に、奉行所は青山家の安堵と引き替えに切腹を言い渡す。
  だがこの男の答えは一つ。「痛えからいやだ」
  玄蕃には蝦夷松前藩への流罪判決が下り、押送人に選ばれた十九歳の見習与力・石川乙次郎とともに、奥州街道を北へと歩む。
  口も態度も悪い玄蕃だが、道中で行き会う抜き差しならぬ事情を抱えた人々を、決して見捨てぬ心意気があった。

  (下)
  「武士が命を懸くるは、戦場ばかりぞ」流人・青山玄蕃と押送人・石川乙次郎は、奥州街道の終点、三厩を目指し歩みを進める。
  道中行き会うは、父の敵を探し旅する侍、無実の罪を被る少年、病を得て、故郷の水が飲みたいと願う女…。
  旅路の果てで明らかになる、玄蕃の抱えた罪の真実。武士の鑑である男がなぜ、恥を晒して生きる道を選んだのか。








よその島  井上荒野:著 中央公論新社:発行   ★★☆


  離島とはいっても、東京に近い、連絡飛行機と渡し船が通い、
  そこそこの住民もいる島で暮らす事を決めた老夫婦と元ミステリ作家の野呂。
  家には、若い住み込みのお手伝いさんもいて、優雅な暮らしですが。。。ミステリーっぽいので  すが違いました。

  以下、データベース引き写しです。
  離島へ移住を決めた芳朗と蕗子、そして夫妻の友人・野呂。
  人生の終盤で実現した共同生活の滑り出しは順調に見えるが、
  三人はそれぞれ不穏な秘密を抱えており…。
  おいそれとは帰れないこの場所で、彼らは何を目にし、何を知るのか―。






晴れの日の散歩 角田光代/著 オレンジページ       ★☆☆
 

    雑誌オレンジページに1連載を続けているエッセイ「散歩」シリーズ第4弾。だそうです。
  角田さんのエッセイは多分初めて。
  小説よりくだけて、愉快な、ちょっと粗忽なお人柄を垣間見ました。






2できない相談 森絵都:著 筑摩書房:発行 ★☆☆


  夫の部屋は掃除しない、
  余計な金は支払わない、
  料理は食べきる、
  サービストークには付き合わない…。
  内容引き写しです。↓
  ひとがなんと言おうと、わたしはそれを我慢しない。
  日常の小さな抵抗の物語。人生って、こんなものから成り立っている。そんな気分になる極上の  小説集。


  「そこをを気にするの?」又は、「自分と同じ!」と思うか。。。(´∀`*)ウフフ
 





あなたは、誰かの大切な人 原田マハ:著 講談社:発行 ★★☆


   ブロ友さんのご紹介で読みました。

  大人のシングル女性6人が主人公の短編集。
  自然体で、そっと気持ちに入ってくる穏やかな思いやりの心を頂きました。

  「最後の伝言」・「月夜のアボガド」・「無用の人」・「緑陰のマナ」・「皿の上の孤独」・「波打ち際のふたり」

  あなたがもしも、いま、なんということのない日々を生きているとしたら、それはきっと、あなたが誰かの大切な人であることの証しだ。それが言いたくて、私は、この物語たちを書いた。
  あなたは、きっと、誰かの大切な人。どうか、それを忘れないで。←は、原田さんの言葉です。






〈あの絵〉のまえで A Piece of Your Life 原田マハ:著 幻冬舎:発行 ★★☆
  

      内容、データベースから↓
  家族と、恋人と、そして友だちと、きっと、つながっている。大好きな人と、食卓で向かい合って、おいしい食事をともにする―。
  単純で、かけがえのない、ささやかなこと。それこそが本当の幸福。何かを失くしたとき、旅とアート、その先で見つけた小さな幸せ。六つの物語。

一枚の絵の前で自分自身や過去の痛みと向き合い、新たな一歩を踏み出す6編の物語である。
一枚の絵の前で自分自身や過去の痛みと向き合い、新たな一歩を踏み出す6編の物語である。
  ゴッホの「ハッピー・バースデー」、ピエソの「窓辺の小鳥たち」、セザンヌは「檸檬」、クリムトは「豊饒」、東山魁夷の「聖夜」、モネの「さざなみ」。
  それぞれが収められている美術館がの様子が目に浮かびました。

 
ゴッホ、ピカソ、セザンヌ、クリムト、東山魁夷、モネ。人生の脇道に佇む人々が〈あの絵〉と出会い、再び歩き出す…。アート小説の名手による極上の小説集。『小説幻冬』掲載を単行本…


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この記事のコメント
こんばんは。
足腰が不自由になると、
いつもより書物に親しむようになりますね。
こすずめさんは、もともとが読書家ですから、
そんなに変わりはないようですが。
私はあまり外歩きできない状態になったので、
やむを得ず本を読むようになりました(汗)
昔買って読んだ小説を再度読み返すという、
貧乏くさい読書生活です(笑

井上靖の「額田女王」とか、藤沢周平の「海鳴り」
または陳舜臣の「耶律楚材」(これすごく感動の歴史小説です)などを再読しています。
そうそう何年振りかで新しい本も買いました。
なんと「更科日記」(笑)
出だしから没入してしまいました!
お恥ずかしいことで^^;
  1. 2020/07/07(Tue) 22:22:07
  2. URL
  3. NANTEI #
  4. [ 編集]
原田マハさん
NYの近代美術館に勤務されていたので
さすがに絵画には詳しく
それに絡めた小説が多いですね。

最近はめっきり本を読まなくなってしまって・・・
また、読めるようになると良いのですが。
  1. 2020/07/08(Wed) 10:55:19
  2. URL
  3. nohohon #
  4. [ 編集]
💕NANTEIさん💕
ナルホド。
もともと、ステイホームがち、そして、TVをほとんど見ない(目が悪くて見にくい)のが、本を読むことに向かわせルのかもしれませんね、私の場合。

目が悪いのに、本は読めるの?って…我ながら脈絡が変ですが、見逃してください。

それにしても、NANTEIさんの選書は難しそう。「更科日記」も手を出しかねます。
もしかして、原書ですか?それとも、現代語版ですか?
どちらでも、私は無理ですが。
  1. 2020/07/08(Wed) 17:59:02
  2. URL
  3. こすずめ #
  4. [ 編集]
💕nohohon さん💕
原田マハさんも大変好きな作家さんです。
言葉が、なめらかで美しいし、文章の後ろに鮮やかな光景(景色)が浮かぶのが楽しみです。

浅田次郎さんは、博識でいつも驚きます。
簡潔な文で、わかりやすいのも好きな理由の一つです。

コロナ騒動で、本を読むペースがかなり落ちています。不思議ですが、すぐ疲れてぬむくなります。午後9時前には就寝です。
  1. 2020/07/08(Wed) 18:04:07
  2. URL
  3. こすずめ #
  4. [ 編集]
こんばんは。浅田次郎さん、いいですね。私も好きです!

ところで、手織りのコートがとても素敵💛
和洋どちらもいけそうですね。
さすが、こすずめさん、お目が高いです^^
  1. 2020/07/10(Fri) 00:54:37
  2. URL
  3. ネルメル #
  4. [ 編集]
💕ネルメルさん💕
こんばんは。

浅田次郎さん、やはりお好きなんですね。
知識の深さと、幅の広さ、加えて茶目っ気が魅力的です。

育ち方が、ものすごく影響しているのでしょうね。

この織物、何しろ便利です。
畳んで座布団代わりにもします。
買うときは、価格にビビったようにも思い出しますが、結局はいい買い物と言えるのでしょうね。
  1. 2020/07/10(Fri) 19:37:38
  2. URL
  3. こすずめ #
  4. [ 編集]
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